「ウチ断」感想

「ウチ、断捨離しました」2024年7月16日(火)放送分の感想

どみ子

今回の2024年7月16日(火)放送分「ウチ断捨離しました」は「福島発!家族との別れを乗り越えて 母の人生再出発」。こちらのあらすじと私の感想をご紹介します。


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かつて家族6人で住んでいた家

14年前に夫を亡くし、8年前に次女が他界。それでも生きていかなければならない。部屋も心も整理して…。さちこさん(71歳)は現役で小中学生の塾を経営されており、35年経ちます。自宅を改修して作った塾スペースに、子どもたちが巣立った2階の空き部屋と1階の一部スペースを民泊経営もされています。

普段過ごしているのは、廊下を挟んだキッチンとその隣の寝室。自分なりの断捨離をされていたとのことで、どちらも物はそこまで多くはないけれど、雑多に置かれている印象があります。

子育てを終え、残った大きな家

さちこさんは4人のお子さんに恵まれました。14年前にご主人が他界した時は4人のうち3人は大学生だったため、塾の経営を一生懸命頑張られたとか。現在、子どもたちは独立し家も購入しているので、この大きな家にはさちこさんが1人で暮らしています。

大きな家を自由に扱える分、お洋服を脱ぎっぱなしにしたり、民泊部屋に一次置きの洋服をかけたり…。物の定位置が決まっていないので、物探しが多くて時間がロスしていると、さちこさんは言います。物を探す時間を減らしたいと考えているそうです。

断捨離したい本当の理由

やましたさんが訪問して、断捨離したい本当の理由がわかります。

やましたさんは「落ち着いた空間ではない」と感じます。

物がたくさんあるわけではないのに、なぜか違和感を覚えると言います。

「なんだか、取り留めのない印象。なぜそこにあるのか、理由がないような、どうしたいのだろう?」という印象を受けるとのことです。

夫に先立たれた6年後、次女が病気で他界しました。

次女のめぐみさんは大学卒業後に結婚し、鹿児島で暮らしていました。そこで白血病が発覚し、実家に帰って闘病生活をするも1年半後に亡くなりました。娘のめぐみさんが亡くなって8年後の現在も、さちこさんは苦しんでいます。

さちこさんは、娘が亡くなった分幸せにならないといけないと理解しているけれども、苦しくてできない。理屈ではわかっているけれど、気持ち的にどうしても進むことができないと悩んでいます。「めぐみさんを助けてあげられなかった。申し訳なかったな」という気持ちに引きずり込まれて、なかなか立ち直れない状況でした。

現状が辛いので、天国にいる娘さんも辛い思いをしているのではないかと悲しい気持ちになっている。そこで、娘さんが残したものと向き合って整理すれば、心が切り替えられるのではないかと、断捨離の本当の理由はそこにあったのです。

やましたさんは言います。「だから、この家って、今の状態がとりとめのない印象に見えたんだ。どうやったって娘さんは帰ってこない。娘さんが亡くなった事実を抱えていかなければならない。今を取り戻したい。同時に今もあるだから、今の居住スペースを、今を楽しめるようなところにして、改めて娘さんのものに向き合えば良いと思う」と。

過去を引きずって、今の自分がおろそかになり、とりとめのなくなった部屋。やましたさんは、何より今を楽しむ部屋を作る提案をしたのです。

今の人生を取り戻せ

早速寝室から断捨離を開始します。まずはくつろいだ寝室にしたい。

大きく変えるには配置替えをしたほうがいいと言うやましたさん。一旦物を全て部屋の外に出します。壁に寄せたベッドをホテルのように空間を作った状態に配置し、ベッドの横にはサイドテーブルを配置。それだけで余白ができてすっきりとした空間ができました。

やましたさんは言います。「絵には必ず余白がある。このカーペット1つも壁にピタッとひっつけるのではなく、余白を作って配置する」。ものを置くポイントは、端に寄せず、余白を作ることです。カーペットの真ん中には1人掛けのソファーを配置。さらに、キッチンにあった棚を寝室に持ってきます。2段の棚を窓際に配置し、おしゃれな木箱を置いて物を飾って楽しむことを伝えました。

とりとめのない寝室がすっきりとしたくつろげる空間に変身しました。

次に隣の部屋のキッチンに取り掛かります。

キッチンには引き出しの戸棚の中に雑多なものが入っていました。

やましたさんはここも物を一度出すよう指示。さちこさんは取捨選択力がすごく、不要なものは潔く捨てていきます。

引き出しの戸棚に空間が生まれました。

そこでやましたさんは、キッチンの扉を防いでいる食器棚を処分し、食器棚の中の食器をこの戸棚に移動させると言います。

食器棚を部屋から取り出すと空間が広がり、キッチンの扉が20年ぶりに使えるようになりました。

家族との別れを乗り越えるための断捨離。開始から4時間で、見違えるような空間になりました。

キッチンにゆとりあるスペースが生まれて、料理がしやすくなりました。動きやすい空間が生まれて、さちこさんも満足気です。

やましたさんは「空間=環境、環境=影響」とおっしゃり、さちこさんの家をあとにしました。

今の暮らしを充実させ、自分が楽しめる家へ。さちこさんは娘さんの物が気になっていましたが、やましたさんが「それはずっと後、自分の今を取り戻すのが先」。すぐに捨てなくて良いと聞いて、さちこさんの表情が少しほっとしたように見えました。

断捨離2日目、食器の選別

家中の食器をキッチンテーブルに並べ、さちこさんは次々と潔く断捨離。選び抜いた普段の食器はキッチンに近い棚へ。時々使う食器は、引き戸の収納棚へ。取り止めもなく廊下に置かれていたみそや梅干しなどのラックを収納棚へ収めて、廊下がすっきりと歩きやすくなりました。

家中にあちこちあった洋服を、納戸として使っていたスペースを活かすことに。さちこさんのお宅はクローゼットが少ないので、洋服ラックを納戸へ集結させ、納戸をウォークインクローゼット化に成功。

最後の難関、どう向き合う?

断捨離開始から2週間、さちこさんは亡くなった次女めぐみさんの闘病生活中の衣類や日記と向き合います。

辛い母を娘は見たくないだろうなと思いつつ、幸子さん自身の気持ちに寄り添ってもいいのかなと幸子さんは言います。結局、めぐみさんの物はまだ捨てずに、取っておくことにしました。

その代わり、着物ダンスの着物を取り出して、めぐみさんの衣類や靴な小物類をきれいに畳んで、しまうことにしました。

ずっと、手付かずだっためぐみさんの物に触れたさちこさんは、「ずっと心の中で閉じていた物がふたが開いた感じがする」とのこと。

次にさちこさんはお仏壇を処分することに。とても大きな決断をされます。

断捨離開始から1ヶ月後に訪問すると、寝室にめぐみさんとご主人のお位牌と写真・お花が飾られていました。

食べ物を供えられたりできるので、以前より気持ちが軽くなったと話すさちこさん。

以前は、めぐみさんに対して構えてしまうところがあったら、今は自然な感覚で受け止めることができているのは心の変化の大きな違いとのこと。

物の断捨離が心の断捨離に

物の断捨離が心の断捨離に繋がったさちこさん。気持ちも空間もすっきり、心地良い空間を取り戻して、新しいさちこさんの人生のステージが始まりました。断捨離とは、物を減らすだけでなく、自分の心と向き合い、新しい自分を見つける大切なプロセスだと感じました。

やましたさんはさちこさんの「なんとかしなきゃ」という焦る気持ちを断捨離する為、今の自分を取り戻す断捨離を実践されていたので、さちこさんに共感し、相手の立場に立って考えられるからこその行動だなと敬服いたします。

「うち、断捨離しました」私の感想

さちこさんは一人で塾を経営し、民泊も運営されています。70代とは思えないほどの活発さに感服しました。私自身も、もっと頑張ろうというやる気をもらいました。

悲しみを乗り越えるにはとても長い時間がかかるのは当然です。しかし、このままではいけないという焦りがあったのでしょう。

物を捨てることに悩む方が多い中、さちこさんが潔く処分する姿は気持ちが良かったです。

「動いてみること」の大切さを実感します。

「ウチ、断捨離しました」は、断捨離を通じて人々が過去と向き合い、前に進むための番組です。さちこさんのエピソードは、物を減らすだけでなく、心の整理も必要だと教えてくれます。物を整理することで心の重荷も軽くなり、次に進む勇気が湧いてきます。

このエピソードを見て、私も自分の生活を見直すきっかけとなりました。家の中の不要なものを整理し、心地よい空間を作ることの大切さを再確認しました。そして、過去を引きずることなく、今を楽しむことの重要性を学びました。断捨離は単なる片付けではなく、自分の人生をより良くするための一歩です。

物を減らすことで得られる心の余裕と新しい発見を楽しむことができるように、これからもシンプルな暮らしを続けていきたいです。

本日も最後まで読んで下さってありがとうございました!

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どみ子
どみ子
40代 ワーママ
40代でリノベした1児のワーママ 片付けが苦手→断捨離が好きなシンプリスト 「中道の精神」を意識し精進中
<保有資格> ・整理収納アドバイザー1級 ・宅地建物取引士

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