「日本でいちばん大切にしたいリフォーム会社」の社長が書いた~ 住宅リフォームを考えたら必ず読む本 4つのお役立ちポイント
「住宅リフォームを考えたら必ず読む本」を最近読んでみたのですが、リフォームに関する具体的な内容とリフォーム会社の想いなどにも触れることができおもしろい内容でした。
この本の感想と、リノベーションを実体験した体験談も織り交ぜながら改めてここが大事と思ったお役立ちポイント4点をまとめみましたので、ご紹介。
「日本でいちばん大切にしたいリフォーム会社」の社長が書いた~ 住宅リフォームを考えたら必ず読む本」は、リフォームやリノベーションが単なる改修や修繕ではなく、住まいの価値を向上させる手段であり、生活をより良くするための重要な要素であることを強調しています。
実例に基づいた話やリフォームのプロセスや手順が詳しく解説されており、初心者でも迷うことなくリフォーム計画を進めることができます。
また、品質管理や業者の選定方法、悪徳業者の見分け方などについてのアドバイスも盛り込まれています。
リフォーム会社目線で書かれているため、価格のみで判断することの危険性や関係する人々の重要性について具体的な情報が提供されています。
巻末の資料は充実しており、巻末資料をコピーし書き込んでいくと、ご自身の具体的な理想のリフォームプランの考え方に役立ちます。
そして、リノベーションやリフォームを行う際、リフォーム会社とのチームワークの重要性も学ぶことができます。
施工会社だからこそわかる。施工会社を選ぶポイント
私は、中古マンションを購入してからリノベーションするまで長い期間が空いていました。
その為、リノベーション・リフォームする前までに時間はあったのですが、家事効率メインの間取りについて考えることや好きなテイストのインテリアのことなど、効率と見た目ばかり考えていて、施工会社については勉強不足だったと痛感。
特に、建設許可証がある会社であることなどは目から鱗で、大きなお金が動くからこそ安心して任せられる会社の一つの基準として、確認しておくことの必要性を感じました。
この本では会社に訪問することを勧めていましたが、会社の雰囲気を見ることで丁寧な仕事をしてくれるかなどを確認できるというのです。
確かに、「リフォームして終わり」ではなく長い付き合いができる会社なのかを確認する為にも必要だなと思いました。
最近では公式ホームページやInstagramなどで発信されている会社も多く、オープンハウスなどで具体的に施工例を実際に見て、話も聞けることが増えてきました。
気に入った間取りや設備を写真通りにリフォームできないことはよくある話。施工例がたくさんあることで、希望の間取りに近づけるよう対応してくれそうという安心感が得られます。
工事の分担制というのは、小さな街の工務店などの場合、営業マンがリフォーム工事を行う場合もあるそうです。
そうなると営業マンが忙しいと当然工事にも時間がかかるので、営業マン、現場監督、職人さん、と様々なプロと分担して作業している方が効率よく時間も短縮できるので分担制をすすめていました。
また、分担制の方が効率の良い工程になるので費用も抑えられます。
分担制の導入は街の小さな工務店よりも大きな会社が多いので、何かあった際の保証なども充実しているので良いという考え方です。
逆に考えると、小さな工務店は施主の意見がダイレクトに届くので、勘違いや行き違いなども少ないのがメリットの一つ。
また、リフォーム後や小さな補修工事などは小さな工務店の方が、小回りが効き金額も控えめです。小さな仕事については大きな会社やリノベ業者に頼むと割高になってしまうという面もあります。
一長一短ですね。
リフォームの相場を知ることで、悪徳業者を見分けられる
「住宅リフォームを考えたら必ず読む本」には、悪徳業者の見分け方のひとつに、リフォームの相場を知ることが記されていました。
確かにおおよその金額を知っていれば、高い見積金額だと「あれ?」とすぐに気づきます。
この本では、リフォームにかかるおおよその費用目安の一覧があり、相場感がつかめます。
部分的なリフォームと全面リフォーム(戸建て)について金額が記されているので、お財布と相談しやすいです。
最初の見積もり金額は高いのが普通で、そこから何をどう削るか検討していきます。
やりたいことの優先順位を決めておくとリフォーム会社もプランが立てやすいです。
実際、私も優先順位を明確に決めていたので、見積もりから会社選定まではスムーズに進み最初に動き出してから会社を決めるまでに2ヶ月半位でした。
未来を見据えた提案力、施主の気持ちを汲み取る力が大切
「住宅リフォームを考えたら必ず読む本」を読んだのは、復習も兼ねてわが家のリノベが終わってから。リノベをする前にこの本と出会いたかったーと正直後悔する部分と、確かにそうだったと思うことも多々ありました。
どんな暮らしをしたいかを理解し、わが家に最適なプランを提案してくれる会社が最終的にリノベーションを選んだ会社でした。
わが家はリノベーション・リフォーム会社を3社に絞り、見積もりを依頼しました。
その中の1社(全国展開しているリフォーム会社)は自社が推している設備を見積もりに入れ、私が別の商品を希望するとあからさまにテンションが下がっていました。
希望を伝えても、それよりもこのプランの方が住みやすいと提案され、リフォーム会社都合のプラン提案で押しも強かったです。間取りを変えたかったのにほとんど間取りが変わっていないのに割高なプランを提案された気がします。
リフォーム会社の利益中心な感じが透けて見えて、お願いしたくないと思い断りました。
振り返ると、部分的なリフォームなら相性が合えば良い会社だったのかもしれません。
ですが、わが家の場合は全体のリフォーム、リノベーションになるので、様々な設備を全て交換したいのもあり、そのリフォーム会社は付き合いが深い設備会社があまりなかったのかなと考えてみたりしています。
最終的に選んだ会社は地元に長く根差した会社で創業年数も長く、営業担当者、設計担当者、その上の総括する上司などの連携もよく、また提案プランも相談内容に応じて作っていただき、メリット・デメリットを教えてもらえました。
最初のプランはそこまで気に入らなかったものの、何度か打ち合わせする度にブラッシュアップされたプランの提案や担当者の熱意、人柄が決め手で選びました。
最終的にはいかに施主の希望を汲み取り、予算に応じて提案できる提案力と希望を叶えたいという想いが伝わる対応やこちらもパートナーとしてお願いしたいと思えるかが大切なのだなと。
アフターサービスは本当に大事
中古マンションをリノベーションする際、図面ではわからない部分などが工事中にでてきます。
それに伴い、工事の変更や建具を設置してみたら、隙間ができてしまうなど、新築とは違いリフォームの方が遥かに技術が必要な工事なんだと感じました。
私は工事中に何度か現場を訪問していましが、電気の配線業社が工事をしていた時に、屋根裏のスイッチが設置されていませんでした。すぐに気づいて対処してもらえたり、キッチンのコンセントが現場監督の伝達ミスで、スリムなコンセントを希望していたのに大きな穴を開けてしまい、普通のコンセントをつけることになりました。
人間が作業するのだからミスは仕方ないとは思いますが、こちらから指摘することなくすぐ気づいてに報告し補修してもらえたり、施工後の不備なども迅速に対応してもらえたので良かったです。
わが家にあった小さな不備・不満は、洗面台のコーキングが剥がれてきた、巾木の角のカバーする部分が剥がれた。造作棚の角部分の仕上がりが少し雑だったので、補修してもらった。など、住んでみてから気づく小さな不備については、大きな会社やワンストップのリノベーション事業だとこのように小さなアフターフォローは充実していなかったのかもと思うと、都度施工会社に連絡できる関係性を築けたのも良かったと思っています。
なので、アフターサービスの充実をセールスポイントの一つとしてる会社が私はおすすめです。
こちらから、不備があった際の対応方法や瑕疵保険などについてもしっかり確認しておくことが後々大切になってきます。
「住宅リフォームを考えたら必ず読む本」から得た学びまとめ
リフォーム会社だからこそわかる大切な部分がこの本を読んで学べました。
また、施主側もリフォーム会社の特性を理解した上で、リフォームをお願いしてねとリフォーム会社の取扱い方法がわかる本でした。
- 施工会社だからこそわかる。リフォーム会社選びのポイント
- リフォームの相場を知ることで、悪徳業者を見分けられる
- 未来を見据えた提案力、施主の気持ちを汲み取る力が大切
- アフターサービスは本当に大事
部分的なリフォームやリノベーションを考えてらっしゃる方におすすめの本でした。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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