【体験談】中古マンション購入の注意点5つ トラブル編
10年ほど前に中古マンションを購入したわが家。
手狭になってきたので、近所で中古マンションがあれば見てみたいなと気軽に思っていたところにちょうど良い物件のチラシが投函されており、内見することに。
初めての中古マンションの内見。新築とは違うものの、見た限りは古くても設備は許容範囲内。
意外にも夫がとても気に入り、何の知識もないまま購入してしまいした。
たまたま、購入した物件が良い人ばかり住んでいたので、大きなトラブルなく今では、リノベもして居心地良い家になっています。
けれども、購入前にもっと確認しておば良かったと思うことがいくつかありました。
中古マンション購入前に想定しておくべきトラブルについて、私の経験を基に感じたことをお伝えします。
中古マンション購入後の設備トラブル・保証対象外な細かなこと
中古マンション購入後、1年以内に水漏れトラブル発生!
水漏れトラブルについての詳細はまた別の記事で紹介しますが、中古マンション購入後9ヶ月経過した後に、階下に水漏れが発生!
階下の方がマンションの理事長をされていたので、すぐに管理会社へ連絡してもらいました。
お湯が出る配管に亀裂が入っていて、それが原因で水漏れが発生しました。
幸い、経年によるものなのでマンションを購入した私たちには責任はありませんでした。
また、階下の方がとても優しい方だったので、大きな近隣トラブルにならなかったのも、不幸中の幸い。
中古マンションは特に注意が必要!水圧問題。低圧は不便。
なんの知識ものないまま購入した私たちが悪いのですが、水道の水圧が低圧で、水の勢いが弱いのです。
マンションによって、低圧物件があることを全く知りませんでした。
水の勢いが住む家によって違うなんで、知るわけもなく。。とほほ。
水圧が低いことは保証の対象外。水漏れトラブルの際にお世話になった階下の理事長に尋ねてみると、マンション全体が低圧なのでどうすることもできませんでした。
理事長さんが水道局に電話で問い合わせたらしいのですが、改善策はなし。
低圧の不便さは少しの我慢ですが、プチストレスです。
シャワーの勢いが弱い。トイレの流れが弱い。キッチン・洗面所の水の勢いが弱い。
生活に大きな支障はありませんが、けれどもシャンプーをする際は勢いがないので物足りない感じはします。
中古マンションを購入前は、必ず内覧会でトイレの水を流してみたり、シャワーを出して見たりと必ずチェックをして下さい。水を出すのも少しではなく、少し長い時間出してみて確認を!
わが家の場合、内見の時は排水溝は蓋がされていて、水が流せませんでした。。
今思えばわざとかな?とか勘繰ってしまいます。。
中古マンション購入時には絶対に確認したい!配管による臭い問題
中古マンションの内見の際はどこをチェックすれば良いかわからず、日当たりや風通し、間取りの使い方などをなんとなく考えながら見ていました。
各排水溝は蓋がされていたので、水のチェックはしておりませんでした。
引き渡し後、すぐに感じたのが配管から出てくるドブのようなにおい。
浴室の横が押入れで、押入れと脱衣室の間がドブのような臭いがうっすら漂っていたり、雨の日や冬など窓を閉め切ると、ドブ臭が特に目立っていました。
すぐに、売主の不動産会社に連絡すると、配管から上がってくる臭いについては保証対象外。
窓を開けたら匂いに慣れるのか換気されるからなのか、匂いは消えるので、一日中くさいわけではないです。けれども、プチストレス。
階下の理事長さんに相談しても、理事長さんの部屋ではそこまで臭い匂いは上がってこないそう。管理会社にも相談しましたが全世帯が匂っているわけではないので、対処してもらえず。
何も知らずに購入した手前、強く言えなかったことと、入居して早々トラブルメーカーにもなりたくなかったので、結局そのままに現在に至ります。(匂い問題についての詳細は別記事にてご紹介)
中古マンション購入前に理解しておくべき騒音問題
騒音トラブルはよく聞きます。
また、新婚時代住んでいた新築賃貸マンションでは、どこからかはわからないけれど、生活音やお風呂に入っていたら、人の話し声(内容までわかりません)がうっすら聞こえていました。
「賃貸マンションより、分譲マンションの方が建物がしっかりしている」なんて、話も職場で聞いていましたが、一番気になっていました。
中古マンション購入時は妊娠中でしたので、子供の泣き声で苦情にならないかなど、音に対しては敏感になっていました。
購入した中古マンションは空港から近いこともあり、飛行機の音や電車の音などあり、無音でないからこそ、子供の声や他の音がそれほど気にならないというメリットを感じました。
ママ友ファミリーの話によると、新築で購入した大規模マンションは、周りが静かなので上下階、近隣の音がどこからともなく響いて気になる人は気になるらしい。
裁判沙汰に発展してどちらかが出ていくというケースが何件か発生しているとのことでした。
ご自身が音に寛大であっても、音に過敏な居住者がいると、トラブルに発展するので注意が必要。
音トラブルに関するちょっと怖い話(霊的なものではなくて)がいくつかあるので、また別の記事にてお話します。
中古マンション購入前に確認しておきたいご近所付き合い
新築マンションだと、隣に誰が住むかわかりません。
けれども、中古マンションの場合、内見の時にお隣の様子を伺えたり、上下階の様子を確認することができます。
実際に上下階の廊下を歩いてみたりするのもおすすめです。
私の感覚的なことですが、玄関周りが綺麗でスッキリしていたり、窓越しに清潔感が伝わってくるお宅なら注意を払う必要はありませんが、共用廊下にたくさんの荷物が置かれていたり、たくさんの傘がサッシに掛かっていたりすると、少し心がざわついてしまいます。
中古マンションと言えども、大きな買い物。隣人がハズレだと嫌ですしね。
隣人にどんな方が住んでいるか不動産会社に確認できるようなら、確認しておきましょう。
勇気を出して、ピンポーンとインターホンを鳴らして、住み心地をインタビューするのも良いかもしれません。
隣人が分譲賃貸の場合、外部オーナーといって所有者は別にいる場合は、賃借人が居住しています。その場合出入りが激しいので、どんな人が住むかわかりません。
隣人が賃貸物件なのかも確認しておくのも良いでしょう。
中古マンション購入前に必ず確認が必要!駐車場・駐輪場問題
中古マンションの場合、世帯数分の駐車場を確保していないこともあります。
その為、駐車場の契約にはマンションごとにルールが決まっています。
わが家が購入した中古マンションの場合、分譲入居者の1台目の駐車場が最優先されます。
ただし区画は選べません。同時に空きが出た場合は、応募者を募り抽選となります。
また、賃貸入居者は優先度が低く、駐車場が満車の場合、分譲入居者の1台目が優先されるので、賃貸入居者は一定期間の猶予期間を過ぎると、近隣の駐車場へ移動しないといけいないという仕組みです。
マンション内の駐車場の場合、近隣駐車場よりも値段が安く設定されているのと、何よりも車の乗り降りが便利。駐車場の確認は必須です。
わが家は引っ越した際、駐車場は満車でしたので、しばらく近隣の駐車場を借りていました。(徒歩5分の場所で、月極料金も2割増しでした)
また、隣の駐車場の車の大きさや、停め方で車に傷が入ったなどのトラブルがあることも聞いたことがあります。
それから、私の住むマンションでは駐車スペースの後ろに物を積み重ねて置いて、それが原因で隣の車に傷がついたとトラブルが発生したことがあります。
共有スペースのルールがあるにもかかわらず、守らない人もいます。
空いている駐車場も実際に現地で確認しておきましょう。
さらに中古マンションの場合、駐輪場の駐車スペースが狭く自転車が取り出しにくいこともあります。
築20年以上の中古マンションの場合、駐車スペース、駐輪スペースが今と違って狭い場合があるので、購入前にしっかり確認しておくのをおすすめします。
中古マンション購入前に必ずチェックしたい校区問題
子育て世帯に関係する校区問題。
これについては、私はもっと調べるべきだったと後悔しかありません。
元々、夫婦共に土地勘がない場所で暮らし始め、便利だし駅近なのに家賃も比較的手頃で気に入ったのでそのまま同じ街で暮らしていました。(安かろう、悪かろうですね)
小学校や中学校の校区によっていじめがあるとか、ないとか。
学力成績が悪いとか良いとか色々あるのを知ったのは、中古マンションを購入してから。
あからさまに治安が悪い地域は知っていましたが、それ以外の細かいことは夫婦共に知りませんでした。
何もなければ普通に近所の校区内の小中学校に通うのが一般的。
校区によって、住んでいる層も違うので貧富の差があるのは歴然。
それに伴って問題児が多い、少ないは体感として感じます。
学校の友達とトラブルになっても親は放置だったり、揉め事の質が違ったりします。
また、教育を投資と捉えて積極的に塾や習い事に通っているかなど、校区によって親の子育てに関する考え方の違いを少なからず感じます。
自身の子育てと同じ考えの環境に身を置くのが一番安心かと。
中古マンション購入前は、特にファミリー世帯の場合、校区について細かくチェックすることをお勧めします。
中古マンション購入前知っておくべきこと トラブル編まとめ
- 購入後の設備トラブル
- 騒音問題
- ご近所チェック
- 駐車場・駐輪場チェック
- 小中学校の校区チェック
私が実際に経験したことばかりですが、中古マンションを購入前に知っておくべきだったと後悔することも。
これから、中古マンションの購入やリノベ物件の購入を検討されている方は、値段や広さだけでなく上記のような部分も是非、確認されてみて下さいね。