リノベ

リアルな経験に基づくリノベーションの重要ポイント5選:プランから予算まで

どみ子

中古マンションをリノベーションすることで、理想の住まいを手に入れることができました。この体験から学んだことを共有し、これからマンションリノベーションやリフォームを考えている方々に役立つ情報を提供します。今回は、特に重要だと感じた5つのポイントについて詳しくお話しします。

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1. マンションの形状を理解する

マンションの間取りには長方形型と正方形型があります。我が家は廊下がある長方形型で、中央にトイレと浴室が対面して配置されていました。この配置のため、理想としていたワンルームのような開放的な間取りにすることはできないと分かりました。

特に動かせないのが水回りの配管です。業者によると、トイレや浴室の配管は各階の配管と繋がっているため、匂いや汚れの問題から動かせません。これに対し、キッチンは1段高くして排水管に勾配をつければ移動可能ですが、接続部分の経年劣化による水漏れを懸念し、大幅な移動は避けることにしました。

このように、リノベーションを進める際には、まずマンションの構造を理解することが重要。事前に建物の図面を確認し、管理規約や構造上の制約を把握することで、現実的なプランを立てることができます。(物件を購入検討中の方は規約や図面は見せてもらえます)

また、マンションの管理組合にリノベーションの計画を相談し、承認を得ることも重要です。(実際には管理会社へ相談し管理組合が承認)これにより、後々のトラブルを避けることができます。これについては業者が全て行なってくれます。

でも、リノベーションを始める前には両隣や前後には施主が直接ご挨拶にしておくことをおすすめします。音問題などトラブルを回避しやすくなります。(挨拶を業者に頼むなんて横着者と思う方が高齢者の中で少なからずいます。)

2. 設備にこだわらない方がコストを抑えられる

見積もりを依頼した際に気付いたのですが、業者ごとに懇意にしているメーカーがあります。そのメーカーの設備を使うと仕入れコストが抑えられるため、業者は利益を含めて見積もりを調整しやすくなります。

私の場合、本当はサンワカンパニーのキッチンや洗面台に採用したかったのですが、業者から「サンワカンパニーは卸値がないため設置費用がかさむ」と難色を示されました。(2社とも)そのため、結果的にコストを抑えるために提案された設備メーカーを採用することにしました。

見積もりの際、建築士の方から「洗面所だけでこだわれば100万〜200万はかかる」と言われて驚きました。こだわりすぎると予算を大幅に超えてしまうため、設備に対する強いこだわりを持たず、イメージに近いものであれば良いと割り切りました。

Pinterestでイメージは共有できていたので、メーカーにこだわらず見た目重視で見積もりを依頼しました。

また、設備の選定では耐久性やメンテナンスのしやすさも重要です。例えば、ステンレス製のキッチンは耐久性が高く、掃除もしやすいので、長期的な視点で見てもお得です。設備の選定には、自分たちの生活スタイルに合ったものを選ぶことが大切です。

私は蛇口のカルキ跡が目立つのが嫌だったので、提案していただいた人工大理石のトクラスのBBシリーズをチョイス。

3. 予算でどんなことができるのか?

予算を決める際には、まず予算別でどんなことができるかを知っておくことが重要です。様々な本や業者からの情報によると、300万円ほどで全ての水回り(キッチン・浴室・洗面・トイレ)の設備交換が可能だそうです。

マンションリノベーションの費用は、1平方メートルあたり10万〜16万円ほどが相場です(2022年)。例えば、我が家の62平方メートルでは、620万〜992万前後が目安となります。これに基づき、具体的な予算配分を考えると次のようになります:

  • 水回り一式で300万前後
  • 水回り一式の交換+LDKの内装(壁床)を一新するで500万前後
  • 水回り一式交換+収納などの造作を1〜2箇所で500万前後
  • フルリノベーションで600万前後

補足ですが、フルリノベーションで600万前後というのは、夫がマンションデペロッパーに勤務しており、知り合いの建築会社の社長の家の状況を伝えたところ大幅な間取り変更がなければ600万くらいで出来ると言われたそうです。

予算を具体的に把握することで、無理のない計画を立てることができます。また、予算の範囲内でどこに重点を置くかを考えることも重要です。例えば、リビングやキッチンを重点的にリノベーションし、他の部分はコストを抑えることで、バランスの取れたリノベーションを実現できます。

我が家の場合は、浴室とトイレの設備の費用は抑えて、洗面所だけこだわりました。

キッチンは、長く使いたいので流行りの配色や奇抜なデザインは選ばす、シンプルに白系の木目柄をチョイスしました。(2022年の時はグレーなどのダークカラーが流行っていてシックでかっこよくて好みでしたが悩んでやめました。)

さらに、予算を立てる際には、予備費を設けることも忘れないようにしましょう。

リノベーション中に予期せぬ追加費用が発生することがあります。(配管の破損や、解体してわかる補修工事など)そのため、全体の予算の10〜20%を予備費として確保しておくことをお勧めします。(業者が見積もりの中に組み込んでいる場合もあるので、見積もりの際に要確認)

4. 水回りは買い替えることを念頭に

設備の耐用年数を考えると、水回りは買い替えることを念頭に置いておく必要があります。耐用年数を超えると、部品の生産が終了して修理が難しくなり、交換が必要となることが多いです。

設備の耐用年数は以下の通りです:

  • 給湯器:10年〜15年
  • コンロ:10年
  • 洗面台:15年〜20年
  • ユニットバス:15年〜30年
  • トイレ:10年〜15年

これらの設備は、使用頻度やメンテナンスの状況によっても耐用年数が変わることがあります。耐用年数が超えると本体部品の生産が終了しており、買い替えざる得ない状況になることがほとんどです。

また、設備の交換時期に備えて、将来的な予算を計画しておくことも必要です。例えば、耐用年数を迎える前に予算を組み、交換時期が来たらスムーズに対応できるようにしておくと安心です。特に、給湯器やコンロなどの重要な設備は、突然の故障に備えて早めに交換することを検討しましょう。

5. 家具やオーダーカーテンも住宅ローンに含まれる

引っ越し後に家具を購入する方は多いと思いますが、オーダーカーテンや家具も住宅ローンに組み込むことができます。私の場合、オーダーカーテンを友人のカーテン屋さんに相談し、住宅ローンに組み込むことにしました。

リノベ業者にオーダーカーテンを組み込む場合、「見積もりの利益を載せてリノベーションの見積もりに組み込む」と言われたため、銀行に相談の上、リノベの見積もりとは別に依頼しました。これにより、オーダーカーテンを希望通りに取り入れることができました。

リノベーション業者のリノベるでは、おしゃれな高級家具も割引価格で購入でき住宅ローンに組み込めることもできるそうです。参考記事:インテリアサービスの案内

家具やオーダーカーテンを住宅ローンに含めるかどうかは、ローンを申請する金融機関によって異なります。

仮審査をする前に、対象となる費用を事前に確認しておくことが大切です。銀行によっては、家具やカーテンが対象外となる場合もありますので、事前に確認し、必要な費用を計算に入れておくことをお勧めします。

さらに、リノベーション後に新しい家具を購入する際には、インテリアの統一感を考慮することが重要です。リノベーションした空間に合わせた家具を選ぶことで、より快適でスタイリッシュな住まいを実現できます。インテリアコーディネーターに相談することで、プロのアドバイスを受けることも良いでしょう。

まとめ

中古マンションのリノベーションは、理想の住まいを実現するための重要なプロセスです。マンションの構造を理解し、設備に対するこだわりを調整し、予算を具体的に把握することが成功の鍵です。また、水回りの耐用年数を考慮し、将来の買い替えを念頭に置くことも重要です。家具やオーダーカーテンも住宅ローンに組み込むことができるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

これらのポイントを押さえつつ、無理のない計画を立ててリノベーションを進めることで、満足のいく住まいが実現できます。リノベーションを検討している方々にとって、少しでも参考になれば幸いです。理想の住まいを手に入れるために、計画的にリノベーションを進めていきましょう。

また、リノベーションを通じて、自分たちのライフスタイルに合わせた空間を作り上げる喜びを感じることができました。リノベーションは大変な作業ですが、その過程で得られる経験や知識は非常に貴重です。これからリノベーションを考えている方々にも、ぜひその楽しさを味わっていただきたいと思います。

最後に、リノベーションを成功させるためには、信頼できる業者選びも重要です。複数の業者から見積もりを取り、比較検討することで、自分たちに最適な業者を見つけることができます。また、リノベーションの計画や進行状況について、業者と密にコミュニケーションを取ることで、スムーズに進めることができます。

リノベーションを通じて、より快適で魅力的な住まいを手に入れるために、今回紹介した個人的に大事と思ったポイントを参考にしていただければ幸いです。

リノベーションは一大プロジェクトですが、その成果は確実にあなたの生活を豊かにしてくれることでしょう。本日も最後まで読んで下さってありがとうございました!では、また!

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どみ子
どみ子
40代 ワーママ
40代でリノベした1児のワーママ 片付けが苦手→断捨離が好きなシンプリスト 「中道の精神」を意識し精進中
<保有資格> ・整理収納アドバイザー1級 ・宅地建物取引士

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