片付けが進まない5つの原因と対策方法
片付けが苦手だった私は、整理収納を学んで掃除しやすい空間を手に入れることができました。
あれもこれも分けて、キレイに収納することは得意ではないので、モノを厳選しまくって、少ないモノでラクに暮らせる生活がマイスタイル。
散らかすのは得意、片付け苦手ヤロウの私が、過去の経験からモノを捨てることを前提に片付けを進めようとしてもなかなか進まなかった5つの原因を実体験を振り返りながらお伝えします。
時間を決めずにダラダラ取り組んで疲れる
片付けが進まない原因の一つに「時間を決めずにダラダラと取り組んで疲れてしまう」というのがあります。
私は、かつて積極的に整理収納アドバイザーとしてお客様のお宅の整理収納サービスを行っていました。(今は副業として固定のお客様やご紹介のお客様、アシスタントとして整理収納に携わっています)
初回訪問の際、ほとんどのお宅が大量にあるモノを整理収納アドバイザーの私と共に、「要る」「要らない」を分けていきます。一つ一つモノと向き合って判断していくので、片付けが苦手な方は2時間位でとても疲れるお客様がほとんど。
「判断できなーい」とおっしゃり、休憩を挟む場合もあります。
モノと向き合うって、自分と向き合うことでもあるので、捨てるかどうか、不要でも使えるモノはどうしたらいいのかなどなど考えて脳が疲れてしまいます。
こういうのを「決断疲れ」というそうです。
私も過去になんとなく始めた片付けが、ダラダラとなんとなく進めていくにつれて、だんだん疲れてきて、中途半端に終わり達成感が得られないことがありました。
突然、片付けたくなっても、片付けるスペースを小さく区切って、スペースごとに片付けに取り組んでみよう!
ごく小さなスペースから片付けを始めると、疲れよりもスッキリの達成感を得られますよ。
財布やバッグの整理から始めるのはおすすめです!
無理なスケジュールで体力を消耗
私のように、「時間の見積もりが甘い」方や、「衝動的に片付けしたくなった」などで、簡単に片付くと思って少しだけのつもりで、後に予定があるのに片付けを始めると、これまた片付けが中途半端に終わり達成感が得られません。
私が行っていた整理収納サービスはがっつり片付けることを前提に作業時間を2時間〜3時間を一コマにしていました。
今でも家で自分一人で片付けをする時は3時間を一コマに予定を立てているので、休日の午前中か午後などと時間に余裕を持って取り組んでいます。
片付け初心者さんは、まずは大量の片付けをする前は休日の午前か午後のどちらか3時間を目安に取り組むことがおすすめです。
3時間を目指すと、3時間以上かかるので片付けの時間を2時間に設定し余白を残しておくと、ゴミを外に出す作業や片付け後の掃除も含めて3時間くらいで終了すると思います。
時間も片付けや断捨離と同じで余白が大事!
片付けの時間を2時間〜3時間を一コマにし、片付け以外の予定をぎちぎちに詰め込まない。
片付けとは違うことを始めてしまい、片付けが進まない
片付けを始めたはずなのに、子どもの工作を見つけるとその時の思い出に浸って子どもを巻き込んで思い出話に花が咲くことがあります。
ハッと気づけば、時間が過ぎていたことがありました。
また、独身時代は、年末など長期休暇に一気に片付けをやろうと取り掛かるも、昔の写真や子供時代の交換日記などが出てきてついつい写真の整理をしてみたり、交換日記を読み込んでみたり、過去を懐かしんで昔読んでいた漫画本を読んでしまったりと、片付けとは関係ないことをしてしまいました。
片付けが追いつかず散らかったまま年越しをしたことがありました。
あの時は、新年早々片付けが中途半端で散らかったまま新年を迎えたことに「何やってんだろう私」っと、思いつきの片付けに後悔したのを覚えています。
- 「今日はこの場所を片付ける!」と決める
- 不要なモノを選び、ゴミ袋へ入れていく作業だけに専念
- 迷ったら、すぐ保留
「今日はこの場所を片付ける!」と決めたら、要るモノを他の場所へ移動するのは後回しにして、決めたスペースを徹底的に断捨離するまで動かないようにしました。
また、判断に迷う時は、悩む時間を10秒以内にしそれでも判断がつかないのは保留にし次へ進みます。
そうすると、あとで移動しようと思っていたモノまで、実は不要かもしれないと思い直し捨てることができたこともありました。
片付けたい日に予定が変更!やる気が萎える
予定がない日に片付けをしようと思ったら、予定が変更になり片付けたい日に片付けられないこともあります。
私は、前もって片付けの予定を立てるというより、1ヶ月の中で何も予定を入れない日を準備しておいて、その日の午前か午後に片付けするようにリマインダーをセットしています。
けれども、他の日に予定していた用事がリスケになり、片付けをしようとした日に予定が入ってしまった時や、家族の予定が変更になったりと、自分以外の都合で急に予定が変わってしまうと、片付けは後回しになり、片付けようと思っていたやる気が萎えてしまうことがあります。
忙しいとどうしても、片付けを後回しにしがちに。
そんな時は、5分・10分でもいいので、引き出し1つや棚1段だけなど、小さな小さな片付けにチャレンジし、モチベーションを保つようにしています。
帰宅時にポストに入っていたダイレクトメールやチラシをそのままにせず、捨てることをするだけでも、少し気分は違ってきます。
「片付けをしなかった私」で終わるより、「5分だけも頑張れた私」で終わる方が気持ち良いですし、少しでも出来た自分にOKを出せます。
片付けるやる気が萎えても、5分、10分と短時間で出来る小さな小さな片付けを続け、モチベーションを保つ!
片付ける前に収納グッズを購入して満足して終わる。
片付けを始める前に、インスタや雑誌で見た素敵な収納をしたいと思い、収納グッズを買い揃えるも、購入しただけでもう満足になってしまうことはありませんか?
「買って満足」そんな状態は収納グッズだけではありません。本や洋服などもそう。
買って満足し読まない、洋服は箱から出しもしない。そんなことはありませんか?
収納グッズを購入するにはモノの整理は後回しにして、今あるモノをどうやって収めようかと考えた時に収納グッズが必要になってきます。
そうではなく、今あるモノを整理し、不要なモノは捨てる必要があります。
だから、収納グッズを購入するのは我慢し、まずは片付けてモノを整理することが大事。
「収納グッズは買わない」ことを徹底すると、なんとかなるものです。
というのも、私自身が収納グッズの買い過ぎで失敗した経験があるのです。
無印ポリプロピレンの引き出しや、IKEAの収納ボックスを良かれと思って購入した時期がありました。
分類しすぎてモノをしまう動作が細かくなり、有効活用できないことが多かったです。
結局、購入した収納グッズは何年もかけて日々の断捨離で少しずつ捨てる結果になってしまいました。
ざっくり分類して収納グッズに頼らず、棚や引き出しに置くだけで随分スッキリします。
私のような子育て世代は、ライフスタイルが子供の年齢に合わせて徐々に変化するので、収納グッズでガチガチに片付けるよりもフレキシブルな方が私のように、収納グッズを購入して失敗することもなくなります。
誰かの部屋の一部分の収納方法を真似ても、自身の暮らしと合わないことがあります。
誰かの収納方法を見て、「我が家もこんな風になりたい」と思うより、自分自身の感覚で自分が素敵と思う空間作りを試行錯誤すると片付け前に収納グッズを買わずにすむと私は思います。
暮らしは日々実験。
モノの置き場所が変わることもあるので、私のやり方は引き出し収納は上から見てわかるようにモノを減らしてから収納することで、あれもこれもと収納グッズで区切らなくてもよくなりました。
書類はボックスファイル管理、洋服もなるべく吊るす収納、キッチン周りも引き出しの広さを基準にモノを厳選しているので、あまり収納グッズを使っていません。
収納グッズを買う前に、とことんモノを断捨離!
本当に収納グッズが必要かあらゆる収納方法を試してから購入するか吟味する
まとめ
①時間を決めずにダラダラ取り組んで疲れる
>>片付けるスペースを小さく区切って、スペースごとに片付けに取り組んでみよう!
②無理なスケジュールで体力を消耗
>>片付けの時間を2時間〜3時間を一コマにし、片付け以外の予定をぎちぎちに詰め込まない。
③片付けとは違うことを始めてしまい、片付けが進まない
>>不要なモノを選びゴミ袋へ入れていく作業だけに専念する
④片付けたい日に予定が変更!やる気が萎える
>>やる気が萎えても、5分、10分と短時間で出来る小さな小さな片付けを続け、モチベーションを保つ
⑤片付ける前に収納グッズを購入して満足して終わる。
>>収納グッズを買う前に、とことんモノを断捨離!
収納スペースよりも圧倒的にモノが多いと当然片付けはなかなか進みません。
本日も最後まで読んでくださってありがとうございました!