子育て

【中学受験】親子の伴走記【小5】夢のクラスへ!あと一歩が遠かった、偏差値アップへの親子奮闘記

どみ子

中学受験は、すべきか、しないべきか。お子さんの将来を考えると、悩まずにはいられないご家庭も多いと思います。

わが家もその一つでした。学区の公立中学に不安を感じ、中学受験を決意。しかし、蓋を開けてみれば「無理をさせすぎたかな」と反省することも多々ありました。

それでも、娘は私立中学での毎日を心から楽しんでいます。あの時、受験という道を選んだことは間違っていなかった思う反面、違う道もあったなと思うこともあるのです。

中学受験の「小5」は、多くの子どもたちが「壁」にぶつかる時期ではないでしょうか。思うように偏差値が上がらなかったり、志望校との距離を感じて焦ったり…。わが家もまさにそうでした。

夢のクラスまで、あと一歩。

その「あと一歩」が、なぜこんなにも遠いのか。努力が報われているのかさえわからず、親子で苦悩した日々。

今回は、そんな小5の1年間を振り返り、成績アップに奮闘したわが家のリアルな挑戦をお話しします。

これから小5を迎える方、まさに今その渦中にいる方に、少しでもヒントや勇気を届けられたら嬉しいです。

どみ子
どみ子

立ちはだかる壁をどう乗り越え、親子の絆をどう深めていったのか。わが家のリアルな経験が、今まさに同じ悩みを抱える方々のヒントになれば嬉しいです。

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小5の壁・・・成績の伸び悩みと親子の焦り

小学校5年生になると、塾のカリキュラムはさらにハードになります。

小学校5年生になると、塾のカリキュラムはさらにハードになりました。通塾は週2日から週3日へ増え、毎週の小テスト、月に一度のマンスリーテスト、そして学期ごとのクラス分けテストと、まさにテスト漬けの日々。

娘が目指す学校は偏差値58程度。あと1クラス上がれば合格率がぐっと上がるため、クラスアップが明確な目標となりました。上位クラスでは毎週の小テストでクラスが変動すると聞き、競争の厳しさを痛感しました。

クラスアップには、基礎学習はもちろん、塾のオリジナル教材にある「発展問題」を解けるようになる必要がありました。しかし、膨大な量の宿題をこなすだけで精一杯。塾の先生からは「宿題は最低2周し、間違えた問題をピックアップして復習するように」とアドバイスされましたが、実行するのは至難の業でした。

上位クラスは発展問題を解くのは当たり前のようなので、どうやって勉強しているんだろうと不思議でした。

私は娘が間違えた問題をコピーして反復練習させ、食事や入浴の時間を削り、朝早く起きて勉強時間を確保する日々。

今振り返ると、娘にずいぶん酷なことをさせたなと思う反面、この時期の奮闘が、私たちにとってかけがえのない「頑張った思い出」であることは間違いありません。

越えられない壁と、募る焦り

毎週の小テスト、毎月のマンスリーテストで上位の成績を維持してはいたものの、なかなかクラスアップの壁を越えられずにいました。あと1クラス上がれば、志望校合格が現実味を帯びるだけに、親子の焦りは募るばかりでした。

さらに追い打ちをかけたのが、授業の難化と娘の性格です。人見知りな娘は、授業後に先生に質問することができず、わからない問題が少しずつ増えていきました。家で泣きながら「質問できない…」と訴える娘を見て、私もどうすればいいのか分からず、ただ焦るばかりでした。

夏休みは、4年生の時よりも講習の日数と時間が増えました。学校がない分、比較的余裕はあるものの、私が仕事の日は娘が勉強をサボってしまうことも。予定通りに進まないことにイライラしてしまい、「このままで大丈夫なの?」と不安を煽るような言葉をかけてしまったこともありました。

親の焦りは子どもに伝染するものです。当時の私は、子どもの成績は親のサポート力の表れだと考えていたため、自己嫌悪と反省、気持ちの切り替えを繰り返す毎日で本当に疲れていました。

募る焦り、そして見つけた新たな伴走の形

毎週の小テストやマンスリーテストでは、クラス内で上位の成績を維持していたものの、なかなかクラスアップの壁を越えられずにいました。その「あと少し」が、どうにも埋まらないもどかしさ。

さらに、授業の難化と娘の性格が重なり、問題は深刻化しました。人見知りな娘は授業後に先生に質問できず、わからない問題が少しずつ増えていきました。家で泣きながら「質問できない…」と訴える娘を見て、私もどうすればいいのか分からず、ただ焦るばかりでした。

夏休みは、講習の日数と時間が増えました。私が仕事の日は娘が勉強をサボってしまうこともあり、予定通りに進まないことにイライラし、「このままで大丈夫なの?」と不安を煽るような言葉をかけてしまったことも。親の焦りは子どもに伝染するものです。当時の私は、子どもの成績は親のサポート力の表れだと考えていたため、自己嫌悪と反省を繰り返す毎日で本当に疲れていました。

この状況を打開するため、塾の担任の先生に相談。そこで勧められたのが個別指導でした。

個別指導と、高まる経済的負担

個別指導は、中学受験では「あるある」でした。集団授業についていけない子や、集団授業の弱点を補いたい子が受講するケースが多かったようです。

個別指導にはマンツーマンと1対2の形式がありました。正直なところ、費用が安い1対2を希望し、まずはそちらから始めることに。

しかし、1対2の授業は、娘が問題を解いている間に先生がもう一人の生徒(ほとんどが中高生でした)を指導するという形式。大学受験に熱心な先生が多く、娘は解き終わっても待つ時間が長いという問題が発生しました。

これでは効率が悪いと判断し、結局、マンツーマンの個別指導に切り替えることに。

指導してくれたのは、元塾生で名門校出身の大学生の先生でした。

個別指導だけで毎月29,000円。集団塾と合わせると、毎月の塾代は7〜8万円にもなりました。扶養内で働いていた私のお給料が、そのまま塾代に消えていく日々。

この金額を捻出するのは簡単ではなく、家計を支えてくれた夫には本当に感謝しかありません。

埋まらない「あと少し」と、娘の心の変化

個別指導を始めてから、娘の成績は少しずつ上向き、クラス内で上位5位以内に入るようになりました。目標のクラスアップまであと一歩のところまで来ましたが、その「あと少し」がなかなか埋まりません。

娘はすでに「これ以上はできない」と言うほど、毎日一生懸命勉強していました。その姿を見て、「もっと勉強しなさい」とはとても言えませんでした。

嫌々始めた中学受験でしたが、問題が解けると楽しいと感じる瞬間も出てきたようです。クラスでのランキング付けも良い刺激になり、気分によっては「勉強が楽しい」と思えるようになりました。

特に、大学生の個別指導の先生が話しやすかったようで、塾が少しずつ楽しい場所に変わっていったのは、私たち親子にとって大きな喜びでした。

5年生を終えて・・・しがみついた1年間の終わり

5年生の1年間を振り返ると、いつもみんなに追いつくのに必死で、しがみついているような感覚でした。親は焦るばかりで、どうすれば娘がもっと熱心に勉強に取り組んでくれるかと悩む日々。

上位クラスの子たちは勉強を楽しみ、お互いに高め合っていましたが、下位クラスに近くなるほど、「やらされている感」を強く感じる子が多かったように思います。切磋琢磨できる勉強仲間がなかなか見つけられない状況でした。

必死にしがみつき、あと一歩まで迫ったものの、結局5年生の1年間でクラスアップは叶いませんでした。

それでも、クラス内では常に1位・2位をキープ。時々、上のクラスから下がってくる子もいたことを考えると、順位をキープできただけでも娘はずいぶん頑張っていたのだと思います。

現時点では志望校の合格圏内に入っているものの、周囲も必死に勉強しており、全体の学力が上がっている状況です。

娘も頑張っていますが、周りも同じように頑張っている。そんな油断できない状況は変わりませんでした。

どみ子
どみ子

そして、いよいよ本格的な受験体制が始まる6年生。次回は、ついに迎えたラストイヤーについてお話ししたいと思います。どうぞお楽しみに!

中学受験は、単なる合格発表ではない

今回の奮闘記を改めて振り返り、中学受験は単に志望校に合格するためのものではなかったと改めて感じます。

本格的な思春期に入る前に、親子で一つの目標に向かって必死に努力した日々。つまずき、泣き、喜びを分かち合った経験は、何物にも代えがたい大切な思い出となりました。

思えば、中学受験は親が子どもの成長に深く関われる、最後の大きな機会だったのかもしれません。この経験を通じて得た親子の絆や、娘が身につけた粘り強さこそが、私たちにとって本当の宝物です。

受験という道のりは、親子の伴走記そのものだったのだと、今改めて思います。

中学受験では情報収集も大事です。以下の本をとても参考になりました。

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この本は、中学受験のリアルなので絶対に読んで損はないです。

こちらも、絶対に読んでほしい漫画です。めちゃリアル。過去にドラマにもなっていますが、塾のシステムも理解できますし、いろんなお子さんのパターンが見れるので、とても参考になります。何度読んでも泣ける。。。

こちらは実体験の3家族のお話です。オーディオブックで何度も聴き、涙しました。

2月の勝者のリアル版です。なので、2月の勝者を読んでもらえばまんまリアルな中学受験を知れます。

ここでは、おすすめの教材はありません。

大手塾に通われるなら、塾の教材で十分です。

むしろ、あれもこれも手を出さずに愚直に塾のオリジナル教材を繰り返せば必ず、絶対に合格します(膨大な量をこなせるかが問題)

それくらい、塾の教材は練りに練られた最高の教材です。

これについても、2月の勝者で読んでもらえばわかると思います。

どみ子
どみ子

私の体験記がお役に立てれば、嬉しい限りです!

中学受験ママ、頑張ってくださいねー!



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40代 ワーママ
40代でリノベした1児のワーママ 片付けが苦手→断捨離が好きなシンプリスト 「中道の精神」を意識し精進中
<保有資格> ・整理収納アドバイザー1級 ・宅地建物取引士

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