「ウチ断捨離しました」2024年6月18日の内容と感想
今回はの2024年6月18日(火)放送分第217回「大都会に250㎡!こだわりダディの城 “終活”めぐり…娘と大激突」になります。
80歳の父ただしさんと娘あずささんが大都会東京の中心にある豪邸で繰り広げる断捨離の物語を描いています。物を手放すことに苦労するただしさんと、実家の片付けを進めたいあずささんの葛藤が交錯する中、親子の絆が試されます。彼らの挑戦と変化を通じて見えてくる、新たな生活への一歩とは?
私の感想は「持ち主の気持ちを尊重することの大切さ」とはいえ、自分の親だとついついイライラしちゃうあずささんの気持ちもわかりました。実家の断捨離は本当に大変!
1.こだわりダディの城
大都会のど真ん中にある豪邸
東京の中心に立つ広大な家。ここに住むのは80歳の父ただしさんと母の二人。
娘のあずささん(51歳)はオーストラリアで結婚し、現在夫と共に日本に帰省中です。
この家はただしさんが30年前に建てた4LDKの豪邸で、元々祖父母の家があった場所に建てられました。
幼少期の苦労とアメリカ生活
ただしさんの幼少時代は貧しかったものの、自動車メーカーのサラリーマンとして働き、アメリカにも赴任した経験があります。アメリカでの生活が気に入り、壁紙や照明、家具などは全てアメリカ製にこだわり、船便で取り寄せるほどでした。
貧しかった幼少時代の反動なのか、物へのこだわりや執着が強い感じでした。
2.体調崩したダディのために娘が終活
将来を見据えた片付け
ただしさんは脳溢血で倒れた経験があり、将来を考えて家を売ることも検討中です。
そのため、実家の片付けを親子で始めることにしました。かつてはグランドピアノも所有していましたが、体調を崩してから手放し、現在は園芸に力を入れています。
ただしさんは、グランドピアノを手放すという大きな断捨離もされていたわけです。
断捨離に苦戦
断捨離を進める中で、ただしさんは物のない時代に育ったため、捨てることに強い抵抗があります。
やましたさんが登場。必要な物とゴミが混ざっている状態と診断。まずはゴミを見つけていこうとただしさんに伝えます。
そして、断捨離をする場所は玄関周り。
エントランスや廊下には物が並び、雑然としているのです。
毎日通る場所ですし、ただしさんの思い入れが強いものも少ないと判断したのでしょうね。
3.断捨離の始まり
倉庫都ガレージの整理
8畳ほどの倉庫には荷物がぎっしり。
25年も放置のものや、不要なものを倉庫やガレージに放置。
自分で手入れしていた愛車3台も体調をくずしたことをきっかけに手放したそうです。
やましたさんは、「これはどうみてもゴミだな」と思う物から処分しようと提案。
親子でお互いのどれがゴミなのか?どれが必要なのか?と、共通認識を確認しようとやましたさん。父ただしさんは、「何かで使えるから」と捨てずに保管する物を仕分けていました。
そこで、やましたさんはただしさんに不要なものを見つける目を慣らそうとやましたさん。
すると、少しずつ不要なものを見つけ、エントランスの断捨離を開始し、ゴミ袋5つ分の不要物を捨てることができました。
毎日出入りする玄関をみんなでピカピカに磨き上げ、気分もスッキリ!
1日3つくらい、ゴミと思うものは捨てていきましょう。
ゴミに紛れて必要な物がわからないけど、ゴミを減らせば必要な物が見つかるとやましたさん。
ただしさんも納得した様子。
やましたさんとの断捨離レッスンはここまで。あとは自分たちで断捨離を続けます。
フリーマーケットでの挑戦
断捨離開始から5日後、あずささんはフリーマーケットに出品することに。母親は着ない服を選びますが、ただしさんは思い出に浸り、思い出の品をそのまま保管していました。
フリーマーケットは大盛況でした。
4.終活めぐり父娘が激突
業者を呼んで一気に断捨離
あずささんは業者を呼んで一気に断捨離を進めようとしました.
けれども、不用品の引き取り金額に納得がいかないただしさんと対立。
布団の引き取りが高いと感じたただしさんは、もっと安くする方法があると主張します。
布団の引き取りが3000円は高い、粗大ゴミで出すとのこと。
捨てるものはあっても困らないから、処分費用は3万以内にするようにとただしさん。
お母さんは「それは無理」というものの、本人がそうしたいならそうすればいいとプイッとするあずささん。せっかく段取りをつけたのに物が減らないので、あずささんもお怒り状態です。
ただしさんの考えでは、家のローンもまだ残っているのに、処分に費用をかけるのは無駄だとと思っているよう。
あずささんからすれば、いつまでも片付かない。オーストラリアに帰る日も迫っているので焦っているのでしょう。あずささんはただしさんにとげとげしくなってきました。
お気に入りのアメリカの陶器のランプ。電圧の違いで使えないけど思い出品として保存。
物がない時代に育った世代なので、なかなか手放せません。
最終的な決断
あずささんも段取りがうまく進まず苛立ちますが、最終的に自分達で処分できないものだけを業者にお願いし、9800円で済ませました。
それ以外のものは自治体の回収で処分することにし、大きな一歩を踏み出しました。
ただしさんの気持ちを尊重し、手間はかかるけれど、自治体の回収と組み合わせて費用を安くすることができました。
5.祖父の骨董お宝鑑定
アンティークの鑑定士登場
アンティークの鑑定士が登場し、祖父が集めた骨董品を査定。総額8万円の価値があることが分かり、ただしさんは気を良くして思い出の電気スタンドも査定に出します。断捨離を決意し、1ヶ月後には倉庫もすっきりしました。
人から見ればガラクタで、ただしさんから見れば手放しにく大切な品。
お金に換金でき、誰かに使ってもらえるというのは「捨てない」ので納得できたんでしょうね。
断捨離を通じた親子の絆
親のペースを尊重
そして、1ヶ月後断捨離提唱者のやまさたさんが訪問。
あずささんは、父の思い出や価値観を理解し、父のペースに合わせて断捨離を進めることの重要性に気付きました。
やましたさんも、親と子供の時間の流れは違うと助言。
ただしさんは少しずつ断捨離を進め、倉庫もスカスカに。
教訓と学び
- 物の価値と整理の重要性
- 断捨離は単なる物の処分ではなく、自分の過去や価値観と向き合うプロセスであることを再認識しました。特に、愛車や骨董品の整理を通じて、物の価値を見極める大切さを学びました。
- 家族の協力と理解
- 家族全員が協力し合いながら断捨離を進める姿は、困難な状況でも互いを支え合う大切さを教えてくれます。特に、やましたさんの助言やあずささんの忍耐強さが印象的で、家族の理解と協力が断捨離成功の鍵であることを示しています。
- 将来を見据えた終活の重要性
- ただしさんの体調を考慮して実家を整理する姿勢は、終活の重要性を強調しています。未来を見据えた整理整頓が、より安心で充実した生活を送るために必要であることを学びました。
親子の絆の再確認
- 断捨離を通じて、親と子供が互いの価値観や思い出を尊重し合い、理解を深める過程に感動しました。特に、娘のあずささんが父ただしさんのペースに合わせて断捨離を進める場面は、親子の絆が再確認される瞬間でした。
私の場合、他人に対してだと、優しくなれるのに自分の親だとつい「過去の親の姿」を思い出し、もっと出来るとと思ってしまうんですよね。
親が高齢になっていることを受け入れられていない部分があるのかもしれません。
そういう意味ではあずささんは、ただしさんの気持ちを尊重されていて素晴らしいなと感じました。
思い出との向き合い方
- ただしさんがアメリカ製の家具や思い出の品々に込めた感情が、物の価値は単なる価格以上のものだと感じさせました。思い出を大切にしながらも、未来に向けて整理していく姿勢が心に響きました。
人は自分のモノはその価格以上の価値があると思い込んでいるので、手放す際に執着心からてばなせないことは多々あります。
私の場合、この品を新品だった時の値段で買いたいと思うかと問うようにしています。
このやり方はどこかの本に掲載されていましたが、けっこう使えますよ!
おわりに
断捨離は単なる物の整理ではなく、親子の絆を深める貴重なプロセス。
今回の終活を通じて、ただしさんも娘のあずささんも、新たな生活の一歩を踏み出すことができました。親の思い出を尊重しつつ、少しずつ進めていくことが成功の鍵です。
少しずつといっても、期限を決めるのも一つの手かなとも思います。
本日も最後まで読んで下さってありがとうございました!