「ウチ断捨離しました」2024年7月9日内容と感想
今回は、2024年7月9日(火)放送の第220回「ウチ、断捨離しました!」の「4年の歳月で何が変わった?亡き母との確執・・・その後SP」についてご紹介します。
4年前、二人の女性がそれぞれの人生に変革を求めて「断捨離」に挑みました。母との確執、家族との関係、そして自身の心の中に積み重なった思いを見つめ直し、断捨離を通じて新しい生活への一歩を踏み出した彼女たち。今回のスペシャルでは、その後の4年間でどのような変化があったのか、彼女たちの歩んだ道のりを追いかけます。心を軽くし、新たな幸せを手に入れたきみこさんとひとみさんの物語の感想を、ぜひご覧ください。
1人目きみこさん。整理収納にハマった家
当時の状況
神奈川県横浜市に住むきみこさん(当時58歳)は、単身赴任中の夫と、結婚で独立した次女を除く、長男と長女との3人暮らし。整理収納アドバイザー1級を取得している彼女の家は一見片付いているように見えましたが、収納グッズに物が詰め込まれ、物が多い状態でした。
断捨離の挑戦
やましたさんが訪問し、リビングを「キレイに便秘している」と例えました。特に気になったのは物置部屋の収納ケース。やましたさんは「体裁を整えようとしている」と指摘し、母親に認められたいというきみこさんの気持ちを引き出しました。
心の変化
断捨離を進める中で、きみこさんは母親との関係を再評価することになりました。
母からお揃いの着物をプレゼントされましたが、ずっと保管していました。
本人は気に入っておらず、押し付けられたと感じていたそうです。
母からは「あなたたちのために家に居た。私には才能があったのに子育てや介護のために人生を棒に振った」という話を何度も聞かされてきたので、理想の長女でいなければという重圧に押しつぶされそうだったのです。
また、母親の手作り品を残すことに後ろめたさを感じていたきみこさんは、やましたさんの「自分を許していい」という言葉に涙。
母親の影響から解放され、自分自身の生活を大切にすることができるようになったのです。
断捨離のプロセス
カウンターキッチンの食器類や収納ボックスを断捨離し、物置部屋を読書を楽しむ部屋に変身させました。
母の手作り品を残すことに後ろめたさを感じていたきみこさんは、母との確執に向き合い、断捨離を進めました。
現在の状況
4年後、きみこさんは次女や長女にお孫さんが生まれ、家族が増えました。長男の部屋は孫のプレイルームに、物置部屋はピアノ室になり、風通しが良くなった心境で幸せな日々を送っています。
お母さんが作ってくれたお揃いの着物は捨てずに色を変え、汚れをとってきみこさんと娘さんが孫のお食い初めの時に着用。
やましたさんのアドバイスがきみこさんの心を軽くし、新しい生活への一歩を踏み出す手助けとなりました。
2人目ひとみさん。何でも隠しちゃう女性
当時の状況
ひとみさん(当時64歳)は、8歳年上のご主人と二人暮らし。保育士として働いている彼女の家は、隠された物でいっぱいでした。食器棚はパンパンで、押入れや和室にも物が溢れていました。壊れたテレビの裏にも物でいっぱい。物を壊れたテレビで隠していたのです。
ひとみさんは小さい頃から「片付けができない」と母に言われていたそう。母はしっかり者で働き者でキレイ好き。そんなお母さんは4ヶ月前に他界。
小さい頃から不器用で片付けるのが苦手だったひとみさん。お母さんに怒られるのを恐れ、物を隠すようになったそうです。
お母さんが亡くなって気づきました。「このままではいけない。ダメ娘から卒業したい」そして、ひとみさんは番組に応募します。
断捨離の挑戦
やましたさんは「物を隠すなら捨てよう」と提案。
ひとみさんは母との確執を解消し、「ダメ娘から卒業したい」と断捨離を続けました。
心の変化
断捨離を進める中で、ひとみさんは母親との関係を再評価し、自分自身の気持ちに向き合いました。押入れから出てきた母親の物を見て、自分が母親と似ていることに気づきました。
「悲しい状態になっている」と言うひとみさんにやましたさんの「悲しい状態を作ったのは自分」という言葉が、ひとみさんの心を揺さぶり、断捨離の決意を強くしました。
断捨離のプロセス
やましたさんは「スッキリとした空間の気持ちよさ」をひとみさんに知ってもらうべき、断捨離をします。ひとみさんと一緒に階段下の収納を断捨離しました。
中身を全部出して、空っぽの空間を体験してもらいます。
スッキリとした空間を作り出しました。ひとみさんはその後も断捨離を続け、母親の初盆をキレイな部屋で迎えることができました。
現在の状況
4年後、ひとみさんはリビングをリフォームし、キッチンとリビングを一つにする計画を立てています。膝を痛めたひとみさんに番組スタッフが物の出し入れを手伝い、収納棚をスッキリさせました。
夫との別れと新たな目標
3年前にご主人が他界したひとみさんは、「お年寄りになっても暮らしやすい家」にリフォームしようと決意。
なぜなら、定年前に断捨離してリフォームし、断捨離後に2人でのんびり暮らそうとご主人が提案していたのです。けれどもその夢は叶わず。
そこでご主人の意思を継ぎ、リフォームを決意したのです。。
ご主人が闘病中も保育士の仕事に精神的に助けられ、70歳を過ぎても働きたいという新たな目標を持っています。
やましたさんの「断捨離で空間作りができていたので、前向きに思えただけでもすごい」と。
「うち断捨離しました」私の感想
きみこさんの断捨離
整理収納アドバイザー1級を取得しても、根本的な悩みが解消されずモヤモヤしていたきみこさん。母親に認められたいという気持ちが断捨離を通じて解消されたのは良かったなと。
私自身、片付けが苦手から整理収納アドバイザー1級を取得しました。だから、収納プランを考えるのが苦手という気持ちを抱いていたので、コンプレックスが和らぎました。
やましたさんの「自分を許していい」という言葉が、きみこさんの心を軽くし、新しい生活への一歩を踏み出す手助けとなったのは良かったです。
母親との確執
母親との確執が原因で苦しんでいたきみこさんとひとみさんの姿を見て、私も自分の母親との関係を改めて見直すきっかけとなりました。
私自身、親としての自分の言動に気をつける必要があると改めて実感。
日頃から気をつけているつもりでも、ついつい口にしているかもしれません。
やましたさんの「体裁を整えようとしている」という指摘が、きみこさんの心に響き、断捨離を進める原動力となったような気がします。
母・娘、ほどほどの距離で、家族だからとなんでも感情をぶつけないということも大切だなと再認識。まさに中道の精神ですね。
ひとみさんの断捨離
ひとみさんの断捨離を通じて、母との関係を解消し、ひとみさん自身が自己肯定感を高めることができたのではないでしょうか。
母親の初盆をキレイな部屋で迎えたいという想いが断捨離を進める原動力となり、新たな人生に向けて前向きに取り組んでいる姿に感動しました。
やましたさんの「悲しい状態を作ったのは自分」という言葉が、ひとみさんの心を揺さぶり、断捨離の決意を強くしたのかなと。初盆までにキレイにするという期限が決まっていることで、より断捨離のモチベーションを維持できたのではないでしょうか。
終わりに
断捨離は物を減らすだけでなく、心の整理や過去の関係を見直すきっかけとなることが分かりました。
きみこさんとひとみさんの事例を通じて、断捨離の持つ力とその後の変化に感動し、自分自身の生活にも取り入れたいと思いました。やましたさんのアドバイスが二人の心を軽くし、新しい生活への一歩を踏み出す手助けとなって良かったです。
最後まで読んでくださってありがとうございました!では、また!
母と娘の確執はこちらにもあります↓