「ウチ断」感想

「ウチ、断捨離しました!」2023年5月30日放送分の内容と感想

どみ子

片付けが苦手でしたが、断捨離をきっかけに整理収納アドバイザー1級まで取得した私。

暮らしのめぐりを良くしてくれる断捨離スキルが大好きで毎週「ウチ断捨離しました」の番組を視聴しています。

今回は2023年5月30日(火)放送分、第166回「夫と別居3年 物で埋もれた家 立ち直ろうとしたけれど…」についての内容と感想と学びになります。

私の感想を一言でいうと「子供の為に一歩踏み出す勇気をだそう」

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ウチ断捨離しました!」2023年5月30日放送分の内容

今回登場するのは、埼玉県坂戸市にある広めな5LDKのお宅に、2人の子どもと暮らすさおりさん。3年前に夫と別居して以来、モノが溜まり続けていました。お悩みは、娘の部屋を作りたいにもかかわらず、子どもの小さな頃の服やおもちゃなど思い出の詰まったモノが捨てられず、どこから手を付けて良いか分からないこと。
やましたさんは話をする内に、さおりさんが物を捨てられないのは、物を溜め込むことで心の寂しさを解消しているからと判断し、子ども部屋を作るための断捨離と同時に、確実に着ない独身時代の服を処分することを勧めます。モノを片付けるだけでなく、心の寂しさを解消する前向きな断捨離。果たして成功させることはできるでしょうか?。

ウチ、断捨離しました!公式ページ

家族構成・相談内容と現状確認

今回の舞台は埼玉県、坂戸市。住宅街にある一軒家のお宅です。

相談内容:モノで溢れている部屋を子供部屋にしたい

妻:さおりさん44歳

長女:11歳(小学5年生)

長男:8歳(小学2年生)

夫:43歳

2010年、同じ職場で知り合ったご主人と結婚。

さおりさんは出産を機に専業主婦に。

2022年から会社員に復帰されました。

家は築8年の一戸建て5LDK

リビングとダイニング合わせて20畳ほどの広めのリビング。

ソファが2個あったり、子供の過去に使っていたおもちゃなどが詰まっている状態。

さおりさん曰く、置けるから置いていると。

なんだか思い出に浸る為にモノをおいているように見えます。

2階へ上がると更に深刻。

廊下はモノで溢れかえっている状態。

さおりさんの話では2年ほど前から急にモノが増えたらしいのです。

廊下に何が置いてあるかというと、使わなくなったベビーチェアのテーブルやおまるの便座など。お子さんが小さい頃に使っていた日用品がずらっと並んでいます。

相談内容にあった、長女の部屋にしたい部屋は、モノで溢れて物置部屋のよう。。。

足の踏み場もない状態で、所狭しと日用品や、着なくなった子供の服などとりあえず置いたのが重なって、物置のような部屋に。

お子さんが小さい頃の洋服を大量に大切に保管されています。

可愛くて手放せないそう。

更にさおりさんの部屋も物置部屋と似たような状況に。

大量の空箱のストックやお子さんが小さい時に使われていた誕生日飾りがそのまま置かれていました。保管しているのか放置されているのか区別がつかない状態。

元々ためこみ癖があるさおりさん。特に2年ほど前からモノが増え現在の状況になったようです。

なぜ、2年前からモノが増えてきたのかというと、3年前からご主人と別居されているそう。

別居理由は非公開ですが、夫婦の溝は深く、関係修復は難しいとのこと。別居が始まってから家の中が荒れていったそうです。

さおりさんは

「元々、片付けが上手ではないというのもある。けれども、心の問題もあると自覚している。だから部屋を片付ける気持ちになれない」と言います。

このままではいけないと自覚はあるものの、でも片づけられない。ご主人が出ていったショックと別居のストレスがさおりさんを苦しめているようにみえます。

「部屋をすっきりさせれば、気持ちも変わると思う」「片付けに囚われていることから卒業したい」とさおりさんは言います。

子供達のためにも断捨離を通して新しい人生を踏み出したいさおりさん。

断捨離の決意はいかに。。

断捨離(R)提唱者やましたさん登場!

やましたさんは家の中に入ってすぐ気づきます。

1階のリビング・ダイニングを見渡し、

「大きい家に、色々とカラフルね」とモノが多いことをオブラートに包んで言うやましたさん。

広いのに壁が全部モノで埋め尽くされています。

人間は心にポッカリ穴が開いた時は物で埋めたくなる。」

「さおりさんがとっても寂しいようにみえる。」とやましたさんは鋭い指摘をします。

続いて2階へ。問題の部屋を見るとやましたさんはモノの多さに驚きます。

やましたさんは「私一人では手に負えない」と。

さおりさんの部屋のモノも確認します。

そして、「3年間で溜まったようには見えない」

この状況は別居のショック以外に元々の溜め込み癖が原因だとやましたさんは考えます。

だとすると、表面的に断捨離をしても根本的な問題解決にはなりません。

さおりさんに断捨離の決意を確認

さおりさんは2階の物置状態になっている部屋を断捨離して長女の部屋を作りたいとのこと。

やましたさんは確認します。

「ここを空っぽにするには全部ゴミ袋に詰め込まないといけない。子供の部屋を作る為に全てを諦められるか?」

するとさおりさんは、小さい時の物は思い出があるので、自分で断捨離するかどうかを判断したいとのこと。

すると、やましたさんは言います。

「それならやましたの方がお断りします。それならできない」

子供の物に未練があるさおりさんだが、少しずつではこの状況は変えられない。覚悟を決めないと長女の部屋は作れないとやましたさんは迫ります。

さおりさんは泣きだします。

自分が大事にしたい思い出も全部処分しないといけないほど何か私が悪いことをしたのかなと思って。。。

「私はあなたをいじめに来た訳じゃないよ。でも、見て!」とやましたさんは部屋中に溢れているモノを俯瞰してもらいます。

やましたさんは続けて言います。

「あまりにも現実を見てなさすぎ。立ち直る行動を起こそう。ずっと引きずっていても元に戻らない」と諭します。

一旦、1階へ戻りさおりさんの断捨離の決意を確認。

断捨離はモノを捨てるだけではない。

断捨離を通じて自分の人生を見つめ直し、立て直すこと」とやましたさんは説明します。

いよいよさおりさんの断捨離スタート

断捨離で人生を立て直す、さおりさんの決意が固まりました。

やましたさんと一緒に大量のモノと格闘します。

まずは空箱などすぐに判断できるモノから処分。

すると、買ったまま使っていないの日用品が大量に。

さおりさんは余分にモノを買う癖もあるよう。

断捨離が進むにつれて、あっさり捨てていくさおりさん。

子供達の思い出のモノをさくさくと処分していきます。

写真を貼る大きな額縁が続々と出ていきます。

幸せな家庭の象徴として飾りたかったそう。

夫婦の問題が一番大変なときにSNSやLINEに家族の仲睦まじい写真をアップしていたそう。

満たされていないからしていたと振り返ります。

夫婦の仲がうまくいかなかったからこそ、幸せな家族を夢見て家中に写真を飾っていたんでしょう。

断捨離開始から2時間。

床が見えなかった長女の部屋がスッキリ。

クローゼットにあるお子さんの小さい頃の洋服は断捨離の宿題。

あなたはやればできると応援し、やましたさんは帰っていきました。

一人で断捨離に挑戦

さおりさんは自室の断捨離に挑みます。

順調に断捨離が進む中、さおりさんの手が止まります。

家を建てる際の設計図を眺め、当時のことを振り返ります。

注文建築のようで、設計を何回もやり直したこだわりの家だったようです。思い入れが強いので設計図関係は保留に。

家を建ててすぐは、庭で食事をしたりお友達を呼んだりと幸せだった時の記憶を振り返ります。

ご主人と別居後、心は乱れっぱなしの状態でしたが、断捨離開始から6時間。大量のモノを処分し、ベッドが見えるように!

床に物はなくさおりさんの部屋は見違えるようになりました。

さらに、2階の廊下には大量のモノで埋め尽くされていたのが、全てなくなり、スッキリした廊下に生まれ変わりました。

さおりさんは1日でここまでやり遂げ、保留にした物は長女の部屋へ一旦仮置き

順調だった断捨離に陰りが見え始める?

このまま突き進むのかと思いきや、断捨離しすぎて息切れしまった様子。

後日、さおりさんの伺うと、作業がストップしたままの状態で進まなくなっていました。

さおりさんの部屋にもまたモノが置かれています。

これ以上保留のモノを断捨離したくないとのことで、保留のモノを保管するスペースを考えます。

廊下の収納は上から下までモノでパンパン。

とても保留のモノを保管できません。

けれども、さおりさんは「奥に何が入っているかわからない」「処分できるモノがあるかもしれない」と廊下の収納を全部出してみることに。

初めは順調に進んでいた断捨離。けれども、自宅を建てる際の家の図面が思い出深いようで、家を建てた書類系はまたまた保留に。

思い出深いモノかもしれないが、本当にそれが必要なのか、本当に断捨離で立て直したい気持ちが薄らいできたようにも見えます。

最初は軽快に進んでいた断捨離も、一度停滞するとまたモノに執着して手放せなくなっているのかもしれません。

やましたさん、2度目の登場!断捨離の結果は思わぬ結末に

場面は変わってウォークインクローゼットを断捨離しようとしているさおりさん。

子供服を整理しているかと思いきや、なんとさおりさんが10代の頃に着ていた服や20代に着ていた服まで保管してることが判明。

過去の服はもう着ることはないそうなのですが、なぜか保管しているさおりさん。

本人に尋ねてみても、「なぜか処分できない」「手放す気にもなれない」と。

何だか見通しが暗い感じがしてきました。

「もう一度、気持ちを整理する必要がある」とやましたさんが再び登場!

まずは、断捨離の成果をチェック!

さおりさんが頑張ったことに対してやましたさんは労いの声をかけます。

相談内容にあった、長女の部屋は完成していました。

長女が希望した天蓋付きのベッドでラブリーな雰囲気の部屋に。

ただ、宿題だったクローゼットの整理は未完成。

子どもが小さい時に着ていた服が処分できるかどうかがポイントでした。

けれども、手付かずの状態。

また、保留にしたモノもクローゼットに収納した為、以前よりもクローゼットがモノで溢れてしまいました。

さおりさんの寝室もスッキリした状態でした。

ただ、やましたさんはこれは表面上片付いただけ。

隣のウォークインクローゼットへ移動し、問題のさおりさんの昔の服をやましたさんがチェックします。

問題の根っこはこの洋服たちだとやましたさんは考えます。

やましたさんはどうしたい?と尋ねると、「いずれ娘に譲りたい」と。

更にやましたさんは「明確な理由があって、保管しているの?」と畳みかけるように尋ねます。

すると、さおりさん。色々と考えながら言います。

「自分の中で一番キラキラしていた時の思い出。」

「その思い出を手放せない」ということ。

「そんなに過去が良かったんだ」とやましたさんが言うと、「今も幸せだけど、何か物足りない」とさおりさん。

やましたさんが今の状況をさおりさんに伝えます。

「今はなんとなく満足しているが、不全感がある。

その不全感を過去の思い出で埋めているんだろうね」

さおりさんの過去の洋服は今の自分と向き合えないシンボル的なもの。

表面的にキレイになっても根っこが変わらなければ、また同じことが繰り返される。だから、昔の服は処分した方が良いとやましたさんはアドバイスします。

すぐに決断できないさおりさんを残しやましたさんは1階へ。

さおりさんはしばらく、過去の洋服をどうするか考えます。

10分後、さおりさんはやましたさんのもとへ。

さおりさんが話そうとする前に、やましたさんから切り出します。

「問題はこの状態をさおりさんがどこまで、どうしたいと思っているか。」

「どうにかしたいならば、事実はモノが多すぎる。」

「空間がよどんでいる。荒んでいる。」

「でも、捨てるのが嫌ならサポートはできない。もし今決められないなら待ちます。」

やましたさんは、さおりさんが過去の服を捨てられないのを察していました。

過去を手放すのがいかに難しいか、やましたさんは最初から指摘していました。

やましたさんは最後にさおりさんに伝えます。

「長女に部屋が全部キレイになったらいいねと伝えたら「うん」と言った。けれども、断捨離は無理強いすることはできない。」

決断の返事を待っていると言ってさおりさんの家を後にされました。

さおりさんは決断できなかったことに不甲斐ないとおっしゃっていました。

心の整理をしてからモノの整理をと考えがちだが、実は目の前のモノを整理することで心の整理がついていくとやましたさんは言います。

さおりさんは、まだこの段階ではなかった。だからこそ、一歩踏み出して欲しかったが待つことにしましたと話していました。

「ウチ、断捨離しました!」2023年5月30日放送分の感想

「ウチ、断捨離しました」2023年5月30日放送分「夫と別居3年 物で埋もれた家 立ち直ろうとしたけれど…」の感想と推察と今回の学びについて。

まずは、ツイッターでの感想

辛辣な意見が多かったです。

「ウチ、断捨離しました!」の番組で、断捨離保留になるパターンを初めて観ました。

リアルなドキュメンタリーなんだなと番組的におもしろかったです。 

今回の相談者は悩んでいる割に、別居理由も明かさず、さらに溜め込み癖についても現地に行かないとわからず。あまりご本人が自覚していないのがとても問題ありありだと感じました。

過去にすがって生きているから、現状に満足できずに立ち直れないんでしょうね。

過去にすがる原因は、自分に自信がない。周りから認めてもらいたい。過大評価し過ぎ。現実逃避している。などが考えられるでしょう。

10代の頃からの洋服を溜め込んでいるということは、常に何かあると過去の思い出に浸って、現実の問題に向き合ってきていなかったのではないでしょうか?

過去の服を保管する為に、わざわざ収納スペースを作って、収納家具も購入してと、過ぎ去ったモノへの保管は精神的にも経済的にも負担があり、そこまで保管したいのかと思うとやはり闇は根深いですね。

5LDKの立派なマイホーム。設計図から関わっている、こだわりのお家。

収納スペースもたっぷりあるのに、これでもかと詰め込まれていました。さおりさんは収納を増やせば解決できると思っていたのでしょうか。

ご主人も、家を建てれば溜め込み癖も少しは改善するのでは?と思われたかもしれません。

別居された理由はわかりません。けれども、「溜め込み症」の影響は少なからずあると私は思います。

夫婦の問題が一番大変なときにSNSやLINEに家族の仲睦まじい写真をアップしていたという話は衝撃的。

仲睦まじい写真をアップしても、問題は解決しない。それなのに、楽しかった頃の写真をUPして何がしたかったんでしょうか。

表面だけ取り繕った幸せを誰かに評価してもらって、幸せなのかな?

虚しさしか残らないけど。。現実逃避でしょうね。

満たされなかった心を埋めていたとのこでしたが、偽りの真実では心は埋まりません。

さおりさんの闇の深さを感じます。

ご自身も傷ついているだろうけど、ご主人も傷ついています。それにそんな状況をお子さん達が察知しない訳ありません。

どうして、こうなったのか考えたり、改善策を考えたりと前を向いて行動するとまた違ったのかなと。

やましたさんが「過去の服を捨てる」ことを決断しないと、サポートできないとはっきりおっしゃったことで、一歩踏み出して欲しかったです。

今回の断捨離は時期尚早でしたね。

お子さん達のことを考えるなら本気で人生の立て直しが必要。

生活が経済的に苦しいなら、こんなに悠長にしていられません。

じっくり過去に浸れるくらいの時間があるのも問題。

さおりさんは2022年からお仕事をされているので、気分転換にもなって良いと思います。

少しずつ、ご自身のペースで前へ進んでいるさおりさんですが、忙しい位にしていた方が前へ進むスピードが早くなり、余計なことを考えないで済みます。

断捨離の様子を拝見すると、決断も早そう。

美しく収納することも得意のように見受けられるので、取捨選択でかなり削ぎ落としていけば、とても素晴らしいお家が完成しそうなんですけどね。。

今の自分を受け入れ、過去のモノへの執着を手放し、自分自身を労ることがさおりさんの課題ではないだろうかと私は考えます。

「ウチ、断捨離しました!」2023年5月30日放送分から得た学び

  1. 保管するには明確な理由が必要
  2. 断捨離は覚悟して挑む
  3. モノの整理から始めると、心の整理ができる
  4. 過去にとらわれない

なんとなく保管しているモノが多いと、家の中がモノで詰まる原因に。

覚悟して断捨離に挑まないと中途半端な結果になってしまいます。

家の中の詰まりを取り除くことで家の中のめぐりが良くなり心が軽やかに。

モヤモヤするからと言って、頭で考えて悩むよりもまずはどんなことでも行動することで、心の整理につながります。

人間、誰でもふとした時に過去のことを思い出すことはあります。

大切な過去のモノを厳選して飾るのは良いかもしれませんが、大量の過去のモノをただ保管しているだけ、放置しているだけはまた違います。

過去の時間軸で過ごすと、夢みがちになり現実と向き合えません。

過去に執着する恐ろしさや現状を受け入れる心の強さも大切なんだと学びました。

さおりさんがどうか今の状況から脱出できますように!

そして、新しい幸せの形が見つかりますように!



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どみ子
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40代 ワーママ
40代でリノベした1児のワーママ 片付けが苦手→断捨離が好きなシンプリスト 「中道の精神」を意識し精進中
<保有資格> ・整理収納アドバイザー1級 ・宅地建物取引士

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