「ウチ断」感想

「ウチ断捨離しました」2024年7月30日放送内容と感想

どみ子

今回は、2024年7月30日(火)放送の第222回「ウチ、断捨離しました!」の「病を抱え独りぼっちの娘 諦めるな!なにわの救出作戦」についてご紹介します。

父は他界し、母は施設へ…。残された娘は12羽のインコと一緒に暮らし。病気のため外出する気力もなく、埃まみれの家で生活する彼女を救うため、総力戦の断捨離がスタートしました。

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高齢出産夫婦の元に生まれた一人娘

今回は大阪市の片隅に住む45歳のともこさんからのSOS。

家は3階建ての4LDK。

父は1年前に他界。86歳の母は4ヶ月前に介護施設へ入居しました。

7年前からインコを飼育し、その愛らしい存在が母が施設に入った寂しさを埋めてくれているそうです。しかし、インコたちのせいで、1階の12畳のリビングは鳥かごと埃に覆われ、収納も手入れされていない状態でした。先天性の心疾患の問題も抱えているため、激しい運動はできず、最近では慢性心不全も発覚したともこさん。

仕事を辞めて家にこもりがちなともこさんは、明るく前向きな生活を送りたいと断捨離を決意しました。

ともこさんは、処分できる物は処分したいそうで、お母さんに確認すると、「ともこさんの好きにして。任せる」とのことだったそう。

2階にも両親が使っていたものが溢れているそうです。

寝室の和室も一見して片付いているように見えますが、収納には洋服や服飾小物がびっしり詰まっています。

押入れの中はモノで溢れていました。3階はさらに大変なことになっていました。

ともこさんの部屋なのにクローゼットには両親の服がぎっちり詰まっています。

クローゼット以外のラックにはともこさんの衣類もありました。けれども、病気を患ってからは今はもう着ていないとのことでした。

インコ屋敷の問題に立ち向かう! やましたさん登場

やましたさんと佐藤ひとみトレーナーがリビングに入り、すぐに問題点を把握しました。埃まみれのピアノや棚の裏側を見て、ともこさんが3年間も掃除をしていなかったことに驚きます。今まではお母さんが家事を全て担っていたそうで、ともこさんは掃除のやり方がわからなかったそうです。

彼女の病気も考慮し、2階と3階を後回しにし、まず1階のリビングとキッチンを断捨離することにしました。

目指せ!清潔な家

それではリビングから断捨離を開始。

やましたさんが、上から物を下ろし、ともこさんが要る・要らないを判断していきます。人形ケースは埃で真っ白。本当に掃除をしてこなかったみたいです。

鳥かごの後ろにある箪笥の中身も断捨離。ともこさんは潔くどんどん物を断捨離。

っと思いきや、ここで停滞の兆しが。。。ともこさんが小学生の時に作ったテープ台、埃まみれですが、残しておくそうです。

お母さんと、ともこさんがよく聞いていた昭和歌謡のカセットテープ。これも残しておくとのこと。

やましたさんは、埃がともこさんの健康状態が咳の原因になっている可能性を指摘するも、聞く耳を持たないほど判断に集中しています。

ともこさんが停滞しているのを見てやましたさんの「意地悪な作戦」で細かい書類の選別を頼むことで、執着を薄めることを試みました。

一つ一つを確認して判断するので、結構骨が折れる作業。

なぜ急にこの作業を頼んだかというと、細かい作業を一つ一つ断捨離しなければならず、それがすごく疲れる。

逆にともこさんに疲れて頂いて、早くあきらめてもらい「もう要らないです」と言ってもらおうという作戦です。

この方法が功を奏し、リビングの断捨離は順調に進みました。

リビングの鳥かごの配置を変更し、家具を減らして掃除しやすい空間にしたことで、ともこさんは「気持ちが落ち着いた」と話します。

しかし、やましたさんは「まだこれからだ」と言い、リビングの隅に残る魔窟と化した物置を無理せず断捨離するよう勧めました。

目標は断捨離で自立

断捨離2日目、ともこさんは魔窟と化したリビングの物置の断捨離に成功し、ほとんど空っぽな状態になりました。

ともこさんは結婚して17年目にして生まれた待望の子供で、お父さんが45歳の時に生まれた子です。

それはそれは、嬉しくて溺愛されたそうです。

成長してからも娘の身を案じ続けたそうです。どこへいくのも心配し、ともこさんが30歳を超えても心配だからどこへでも、ついてきたそうです。

片付けや掃除も娘が心配でたまらないからお母さんが請け負っていたようです。

ともこさんは、独りになって「ここで自立しないと大変なことになりそう」と自分の将来を案じたのです。

断捨離テクニック・食器変

リビングの断捨離が一段落ついた後、ともこさんは次なる挑戦としてキッチンの断捨離に取り掛かりました。キッチンは、ともこさんが日常的に使う場所であり、物が多く、整理整頓が難しい場所でした。

咳き込んむともこさんに、番組スタッフは心配で声をかけるも、覚悟を決めているのでやり遂げたいとともこさん。

そこで、佐藤ひとみトレーナーのサポートを受けながら、ともこさんはキッチンの物を一つ一つ見直し、本当に必要なものだけを選び抜いていきました。

キッチンの断捨離では、使い勝手を重視しながらも、美しさと機能性を両立させることが求められました。ともこさんは、長年使っていなかった古い食器や調理器具を手放し、代わりに使いやすいアイテムを選ぶことで、キッチン全体の効率性を向上させました。

佐藤ひとみトレーナーは、マイクロファイバースポンジを使った汚れ落としのテクニックを伝授し、ともこさんのキッチンは見違えるように綺麗になりました。この新しい掃除方法は、ともこさんが今後も継続して清潔な環境を維持するための大きな助けとなりました。

また、佐藤ひとみトレーナーは素材別に断捨離していくことで、あとでゴミを分別する際の手間を省くテクニックも披露。

ともこさんがキッチンの断捨離を進める中で、彼女は自分の生活に対する新たな視点を得ることができました。物に囲まれた生活から解放され、必要な物だけでシンプルに暮らすことの喜びを実感しました。また、インコたちのためのスペースも確保でき、彼らとの時間をより楽しむことができるようになったのです。

箱入り娘の孤独

ともこさんのインコは23羽に増え、彼女はインコの世話と断捨離に追われる生活を送っていました。

ともこさんが抱える孤独は、物理的な問題だけでなく、心理的な問題でもありました。彼女は人間関係の悩みから逃れるために仕事を辞め、家に引きこもりがちになっていました。しかし、断捨離を通じて家の中を整理し、清潔で快適な環境を作り出すことで、彼女は少しずつ自信を取り戻し始めました。

孤独を乗り越えて

そんな時にご近所の井上さんと高橋さんが訪れました。

井上さんと高橋さんはともこさんのお父さんがともこさんを誰にも触れさせないように、大事に育てていたのを長年見ていました。だから、ともこさんが1人になったので、自立できるか心配で手助けする為に訪問されたのだそう。

ともこさんの自立を手助けするために断捨離を手伝い、なにわのおっかさん達の温かい支援を受けました。

ゴミの分別も手慣れたお二人。なにわのおっかさん達。

頼りになり、キッチン収納の断捨離が完成しました。

恐縮していたともこさんに、「周りを助ける。周りに助けられる。そういうことを身につけていかれたいいかな」となにわのおっかさんは言います。

そしてもうひとりのなにわのおっかさんは「1人で小鳥とお話しするのもいいけど、誰かと何かをして笑い合うというのが一番大事かなと思う」とアドバイス。

ともこさん、あなたはもう1人ではないのです。

エンディング・・・希望は外の世界にある

ともこさんは親の庇護から卒業し、自分を見守ってくれる人々の存在に気づきました。1階の断捨離を終えた翌日、3階の断捨離を始めたともこさんは、「断捨離が楽しくなってきた」と話し、ご近所さんからのお誘いに応じて、前向きに生活を続けています。

カセットテープはお母さんそのもの。親から卒業する怖さと希望の葛藤があったと思うが、そこを卒業するんだという気持ちで処分したと思うと話すやましたさん。

親の庇護から卒業すると決めたのがともこさんの転換期だったのかもしれない。

彼女は自分自身の力で生活を切り開き、困難に立ち向かう勇気を持つことができました。

また、ご近所さんやサポートしてくれる人々の存在に感謝しながら、彼女は新たな未来に向かって歩み始めました。

ともこさんが断捨離を通じて得た教訓は、物だけでなく、人との関係や自分自身の心の中にも適用できるものでした。彼女は物に対する執着を手放し、シンプルな生活を楽しむことの喜びを知りました。また、ご近所さんとの交流を通じて、人とのつながりの大切さを再認識し、今後も積極的に他者との関係を築いていくことを決意したのではないでしょうか。

「うち断捨離しました」私の感想

ともこさんは私と同じくらいの年齢でありながら、純粋な心を持ち続けています。その姿に驚くとともに、彼女の行動や発言から、もしかしたらADHDのグレーゾーンにいるのではないかと感じました。なぜなら、私自身も過集中や空気が読めないことがあり、一時期は自分がADHDなのではないかと悩んだことがありました。診断は受けていませんが、グレーゾーンとして自覚することで気持ちのバランスを保っています。

人それぞれのグレーゾーン具合があるため一概には言えませんが、もしともこさんの両親がそのことに気づいていたら、もっと具体的なサポートができていたかもしれません。

彼女の両親は、社会適応を心配しすぎて「何もさせない」状態にしていたのではないでしょうか。もし両親が生前に断捨離をしてくれていたら、ともこさんの生活はもっと楽になっていただろうと思います。

終活の重要性を改めて実感しました。

親が子供のためにできる最大のサポートは、自立を促す環境を整えることです。

我が子がかわいいからといって我が子を「何もできない」と決めつけ、何もさせないのは、長い目で見れば子供のためにはなりません。

ともこさんの両親も、もっと早くから自立を促す環境を整えていれば、彼女はもっと自信を持って生活できたかもしれません。

しかし、両親の深い愛情で育ったともこさんの真面目さとひたむきさが断捨離を成功させたのは確かです。そして、自立しようと決意したのも素晴らしいことです。

両親の言うことに疑問を持たず、温かい温室のような場所で育ったともこさんの姿が印象的でした。

今回のエピソードを見て、私はともこさんの状況から多くのことを学びました。

子どもをよく見て適切な自立へのサポート

自分の物は子どもに残さない。終活はやはりするべきだと実感。

元気をもらえる回でした。そして、私も断捨離しようと、早速クローゼットを見直しすることが出来ました。うち断捨離しましたで、いつも元気とやる気を頂いています。

最後まで読んでくださってありがとうございました。では、また!

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どみ子
どみ子
40代 ワーママ
40代でリノベした1児のワーママ 片付けが苦手→断捨離が好きなシンプリスト 「中道の精神」を意識し精進中
<保有資格> ・整理収納アドバイザー1級 ・宅地建物取引士

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