『ウチ、断捨離しました』第229回 〜波瀾万丈!その果てに…断捨離トレーナーSP〜内容と感想
暮らしのめぐりを良くしてくれる断捨離スキルが大好きで「ウチ断捨離しました」の番組を視聴しています。
今回は2024年9月17日にBS朝日で放送された第229回『ウチ、断捨離しました』は、「波瀾万丈!その果てに…断捨離トレーナーSP」というサブタイトルで、難関に合格した断捨離トレーナー3名のお宅チェックとやましたさんからのご指導の回です。
1人目: トレーナー歴6年 星川テルコさん60歳
星川さんは、13年前に母の介護をきっかけに東京から静岡の実家に戻り、その際に実家を建てました。
星川さんは子どもの頃から都会で活躍したいという夢を抱き、東京で就職。離婚を2度経験しながらも、一生懸命に働き、2人の子供を育てました。でも、母の認知症をきっかけに静岡に戻って、一緒に暮らすうちに、母への苛立ちやストレスが溜まり、感情的になってしまうことが多々あったそうです。
そんな時に断捨離に出会い、心の整理がつくことで、母親に対して優しい気持ちを取り戻すことができました。
さらに、幼馴染と3度目の結婚を果たし、幸せな生活を送っています。
やましたさんの訪問とアドバイス
やましたさんは星川さんの家を過去に2回訪問しており、今回も再度チェックが行われました。
リビングにはお気に入りのものを置いており、ソファはおかず一人がけカウチを2つあり、とても広々としていました。
最近、ご逝去されたお母さん。お仏壇にお供えがあり、袋にいれていたお供えのお菓子は、袋から出すとダメだし。
階段のすぐ脇におかれた本棚は地震に備えて考えると撤去とピシャリ。
次は星川さんが自信があった食器棚を披露すると、整然と並んでいたやましたさんは「なんだか楽しくない。ラブリーにして」と。
せっかく、新婚だからもっとラブリーに楽しい食器棚をイメージするという難題に。
やましたさんに指導を受けながら、夫とのふたりの世界を食器の配置で表現します。食器棚の中がひとつの作品として出来上がりました。
ただ重ねて置くのではなく、一人が使う食器を重ねて、飾って完成しました。
2人目 ちばひろしさん(63歳・断捨離トレーナー講習生)
次に登場したのは、唯一の男性であるちばひろしさん。
ちばさんは6年前まで家族で4人で暮らしていました。前の自宅は家中ものだらけで、散らかっていたそうです。
ちばさんは多趣味で物を溜め込みぐせがあったそうでした。6年前、住んでいたマンションから立ち退くことになった際に、これを機に断捨離しようとなったそう。
ですが、奥様は物をたくさん持っていたいタイプなので、方向性に違いが生じます。
当時、ちばさんのお母さんは病気がちだったこともあり、お母さんのこともあり別居することに。
お母さんのお世話と断捨離にのめり込むことに。そして、トレーナーになるべき、長年勤めていた会社を59歳早期退職。そして、断捨離塾に飛び込んだそうです。
そして岩手県の実家から、呼び寄せたお母さんとリノベーションしたマンションで一緒に暮らしていましたが、現在お母様は施設で暮らしているので、ちばさんが一人暮らしをされています。
お母さんが持ち込んだ食器も棚にキレイに飾られています。
キッチンはフラットで何も置かれていない状態。食洗機は使っていないので、調味料を納めています。
パントリーからは自家製の味噌。発酵食の資格をとったそうで、味噌作りの教室もされたいとのこと。何事も凝り性のちばさん。
やましたさんの訪問とアドバイス
ちばさんの家はシンプルで、特にキッチンはフラットで何も置かれていない状態。
「しまって片付けるのが断捨離ではない。飾って楽しむ、常に飾り変える」とやましたさん。
キッチンの棚の上にはポットやお茶のティーバッグが置かれています。でも、ティーバッグはジップロックに入っているのが気になるやましたさん。
棚をアートとして捉えると、ジップロックは景観を損なっているとのこと。断捨離の難易度が高い。
次にやましたさんが気になったのは。寝室の本棚。本が並べられているだけだから、アートっぽくない。アートっぽくやってみてと、突然のレッスンが開始。
紙の本は「本」自体がアートとやましたさん。
すると、ちばさんが、どんどん本を撤去。
棚の上を削ぎ落として、削ぎ落として、アートな空間に。
アート風に見せるために、本を整理し、空間を意識して配置するという課題をクリア。最終的に本棚は、まるで絵画のように美しい空間に生まれ変わり、ちばさんも「全然違う気持ちになった」と感動していました。
3人目 トレーナー歴1年目 よしながなおみさん
最後に紹介されたのは、トレーナー歴1年の目のよしながなおみさん。
よしながさんは地方自治体の管理職を退職後、一人暮らしをしています。
今年の3月に退職するまで、かならりストレスがたまっていたそう。
仕事で溜まったストレスをライブ観劇や音楽にマラソンといろんな趣味で発散させてきていたそうです。気づけば趣味の物が溢れて、7年前に断捨離を開始。
しかし、断捨離の最中に1年で3人の家族が他界。
父、夫、そして、夫の母(義母)。遺品整理をしていくうちに、がらりと考え方が変わったそう。
物には固執せず、居心地の空間に過ごしたいという想いから断捨離に打ち込み、トレーナーになられたそうなのです。
やましたさんの訪問とアドバイス
どの部屋もきちんとしており、高く評価されました。また、書類についても「破ることで踏ん切りがつく」と断捨離のコツを教えてくださいました。
「やましたさんもまだ捨てるものはあるんですか?」とやましたさんに質問します。
すると、「あるよ。本当に断捨離は難しい。」とやましたさん。
今後の目処がたったところでやましたさんは帰っていきました。
引き続きよしながさんは棚を整理。そのまま、ご主人の遺品の整理にも着手。
人生観が変わるほど、ショックだった別れ。その悲しみも少しずつ手放しながら前に進んでいきます。
エンディング
三人三様。悩んだ時に人は断捨離に出会うんだなと。
葛藤の中で自分と向き合わなければいけない。
私ってこうだったんだと気づくことも。
美しい空間にいるということは自然に幸せな気持ちが味わえるものだなと。美しいって素敵なことですね。
とやましたさんは笑顔で話して下さいました。
「うち、断捨離しました」私の感想と学び
今回の放送では、3名のトレーナーたちがそれぞれの人生の中でどのように断捨離に出会い、心と生活空間を整えてきたかが描かれていました。行為ではなく、自分の内面や生き方を見つめ直すためのプロセスであることを一歩感じました。
また、今回は断捨離上級者向けのレッスンで難しかったです。
「物を飾る」という要素が強調されていましたが、 断捨離はただ不要な物を置くだけではなく、残した物をどう配置し、どのように生活を楽しむか特に、ちばさんや星川さんの事例では、やりましたさんが空間を「アート」としてとらえ、飾り方や配置の工夫、生活の質を向上させる指導この視点は、断捨離が定める整理整頓のテクニックではなく、生活を美しく彩るための「お稽古」のようなものであることを教わりました。
さらに、よしながさんの遺品整理されているのを見て感じたのは、物に込められた思い出や感情をどう扱うかという点です。物を整理することは、制限を捨てるのではなく、過去を大切にしつつ、過去へと未来へ歩みを進めるためのプロセスなんだなと感じました。
断捨離は、単なる物の整理ではなく、心の整理であり、自分自身を見つめ直すための大切な機会
三者三様のストーリー、断捨離は人生のさまざまな瞬間で、心の整理と成長を伸ばす力を持っているすごい技ですよね。
- 美しい空間は心の安らぎを与える
- 美しい空間で過ごすことで、自然と心が満たされ、幸せな気持ちになる。
- 断捨離の本質は美しさを取り戻すこと
- 断捨離は、単に物を捨てることではなく、美しい空間を取り戻し、心も美しく整えること。
- 断捨離は心の整理にもつながる
- 物を整理する過程で、自分の心も整理され、自分自身と向き合うことができる。
- 大切なものに気づく
- 物が少ないことで、本当に大切なものに気づき、それらを大切にすることができるようになる。
つまり、断捨離は、外側の環境を整えるだけでなく、内面の自分をも豊かにする、総合的な自己成長のための活動なのでしょうね。
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断捨離上級者だなと思った回